人間と電磁とが交錯する奇祭 〈エレクトロニコス・ ファンタスティコス!〉 東京港区芝で開催!
和田 永と『換気扇サイザー』(Photo by Mao Yamamoto)
役割を終えた“はず”の「家電」が、「電子楽器」となって輝きだす!
ブラウン管テレビ、レトロな扇風機、古いエアコン、黒電話――
めぐる時代とともにその役割を終え、廃棄物と化していく電化製品たち。
そんな家電たちに新たな風を吹き込み、電子楽器として蘇生させるプロジェクトが
スタートしているのをご存じですか?
その名も〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉。
通称「ニコス」と呼ばれるプロジェクトです。

〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉とは?

〈KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭〉『ブラウン管ガムラン』(Photo by Mao Yamamoto)
オープンリール式テープレコーダーを楽器として演奏するバンド
〈Open Reel Ensemble〉のメンバーであり、「一体どうなってるの!?」と、
その演奏スタイルに度肝を抜かれるブラウン管テレビを用いたパフォーマンス
〈Braun Tube Jazz Band〉などを展開するアーティスト、和田 永さん。
第13回メディア芸術祭アート部門優秀賞の受賞や、
〈ISSEY MIYAKE〉のパリ・コレクションで音楽を担当するなど、
各国でのライブや展示活動を繰り広げているアーティストです。

和田 永と『ブラウン管ガムラン』(Photo by Mao Yamamoto)
その和田さんが、廃棄された電化製品を使って
あらゆる人を巻き込みながら新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、
徐々にオーケストラをかたちづくっていくプロジェクトを始動。
それが〈エレクトロニコス・ファンタスティコス!〉なのです。
これまで「初合奏遭遇篇」や「日立通電篇」などのイベントを経て
活動3年目を迎えた2017年には、東京、日立、京都の3か所に活動拠点を広げ、
協業チーム〈Nicos Orchest-Lab(ニコスオーケストラボ)〉を発足。
チームメンバーは、楽器体験会やワークショップを通じてニコスに興味を持った
小学生、サラリーマン、エンジニア、上は60代の年配と幅広く、
親子での参加が多いのも特徴。
彼らとともに、新たな家電楽器の研究開発と制作を行ってきたそう。

Nicos Orchest-Lab(Photo by Mao Yamamoto)
これらの活動の集大成が、2017年11月3日~5日に
「本祭Ⅰ:家電雷鳴篇」として開催されます。

〈KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭〉にて扇風琴を楽しむ来場者。(Photo by Mao Yamamoto)