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posted:2017.9.27 from:佐賀県嬉野市 genre:ものづくり
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年11月6日(月)〜11月8日(水)、
佐賀県嬉野市にて〈肥前吉田焼デザイン・スクール〉が開催されます。
これは、プロダクトデザイナー、窯元とともに
商品開発に向き合う2泊3日のスクールプログラム。
磁器製造の現場を見学し、グループ・ワークショップを行いながら、
企画立案、デザイン、プロモーション戦略や販路を視野にいれた
商品開発プロセスを学びます。
講師はプロダクトデザイナーの安積 伸さん。
メンターには、同じくプロダクトデザイナーの五島史士さんと馬渕 晃さん、
モデレーターはデザインディレクターの浜野貴晴さんが務めます。
参加窯元は副武製陶所、江口製陶所、新日本製陶、副久製陶所、
副正製陶所、副千製陶所、224porcelain(辻与製陶所)。
同世代のクリエイターとのネットワークも広がりそうです。
肥前とは、佐賀・長崎にまたがる地域のかつての呼称。
有田焼、伊万里焼、波佐見焼など、現在も多くの窯元が残る陶磁器の産地です。
会場となる吉田は、そんな肥前の山間にある小さな集落。
1577年、吉田村を流れる羽口川の上流、鳴谷川の川底で
白く光る陶石を発見したことをきっかけに、肥前吉田焼が始まったといわれています。
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肥前吉田焼の定番といえば、水玉模様の急須や湯のみ。
戦後、うれしの茶を特産とする地域の特色を生かし、
さかんにつくられた茶器です。
いま吉田では、そうした伝統を守るだけでなく、
新たな可能性を模索する動きも生まれています。
そのひとつが、新たな可能性を模索する
商品開発コンテスト〈肥前吉田焼デザインコンペティション〉。
2016年に初開催され、アイデアだけでなく、吉田という磁器産地に向き合い、
これからのものづくりを共に考え、共に歩む人材を発掘しました。
肥前吉田焼デザイン・スクールも、そうした肥前吉田焼の未来をひらく活動の一環にあるもの。
参加対象者は、若手デザイナー、コンセプター、マーケッターなど商品開発に携わる方、
個人作家、将来前述の職業を志望の皆さんです。
申し込みの締め切りは10月20日(金)まで。
われこそはという方はぜひチェックしてみてくださいね!
information
肥前吉田焼デザイン・スクール
開催日:2017年11月6日(月)〜11月8日(水)
会場:肥前吉田焼窯元会館他 周辺産地内事業所
住所:佐賀県嬉野市嬉野町大字吉田丁4525-1
参加料:3,000円 (税込) 現地までの交通費および宿泊費は自己負担。希望者には嬉野温泉の宿泊ホテル、旅館を紹介いたします。
アクセス:嬉野温泉バスセンター(嬉野市嬉野町大字下宿乙2202-55)から無料送迎バスあり
定員:25名
申し込み:公式サイト申し込みフォームからお申込みください。詳しくはこちら。※参加申込期限:10月20日(金)
主催:肥前吉田焼デザイン・スクール事務局(肥前吉田焼窯元協同組合、嬉野市)
Web:肥前吉田焼デザイン・スクール
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