平安時代(9世紀半ば)から18世紀初頭までの約1000年間にわたり行われた「補陀落渡海」(南海の果てにあると信じられていた観音浄土を目指して釘付けされた小さい船に閉じ篭もり、30日分の食糧をたずさえて船出する)の出発点として知られる。境内にある石碑には、過去に那智の浜から補陀洛渡海に出た25人の人々の名が刻まれている。寺の本尊「十一面千手観音」は、千手千眼の像で平安後期の作とされ、重要文化財にも指定されている。
INFORMATION
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮
TEL 0735-52-2523
参拝時間 8:30 〜 16:00
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