colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧

連載

進化することで伝統もつなぐ
岐阜県八百津町〈内堀醸造〉
の酢づくり

貝印 × コロカル GIFU NEXT
vol.010|Page 2

posted:2017.3.17  from:岐阜県加茂郡八百津町  genre:ものづくり / 食・グルメ

sponsored by 貝印

〈 この連載・企画は… 〉  これまで4シーズンにわたって、
持続可能なものづくりや企業姿勢について取材をした〈貝印×コロカル〉シリーズ。
第5シーズンは、“100年企業”の貝印株式会社創業の地である「岐阜県」にクローズアップ。
岐阜県内の企業やプロジェクトを中心に、次世代のビジネスモデルやライフスタイルモデルを発信します。

editor's profile

Tomohiro Okusa

大草朋宏

おおくさ・ともひろ●エディター/ライター。東京生まれ、千葉育ち。自転車ですぐ東京都内に入れる立地に育ったため、青春時代の千葉で培われたものといえば、落花生への愛情でもなく、パワーライスクルーからの影響でもなく、都内への強く激しいコンプレックスのみ。いまだにそれがすべての原動力。

credit

撮影:石阪大輔(Hatos)

Page 2

若い社員がチャレンジしやすい社風は、「酢愛」ゆえ

社長や会長は、今でも頻繁に商品開発部署などに赴き、
「こうしてみたらどうか」とアイデアなどを提案していくという。
それを受けるのは20代を中心とした若い社員だ。
社員は147名で、平均年齢は33.8歳と若い世代が多く、
経営陣とも距離が近く風通しは良さそう。

「酢とか醸造というと、なんとなく匠の世界というイメージがありますが、
かなり若い力が活躍しています。
早い段階からいろいろなものにチャレンジさせてもらえる雰囲気があります」と浅川さん。

若いエネルギッシュな力が会社の推進力になっているようだ。
たとえばハーブを漬け込んだピクルス専用の〈ピクルスの酢〉、
鶏肉などを煮るとやわらかくなる〈いろいろ使える煮込み酢〉などは、
時代のニーズに合わせて若手主導で開発されたもの。

〈ピクルスの酢〉と〈いろいろ使える煮込み酢〉という、一家に1本あるとなにかと便利な商品。

ほかにカニを食べるときの〈蟹酢〉、
らっきょうを漬ける〈昆布だし・はちみつ入りらっきょう酢〉、
新生姜を漬ける〈新しょうがの甘酢〉、千枚漬け用の〈かぶ千枚漬けの酢〉など、
ユニークかつ専門性の高い酢をたくさんリリースしている。

「醤油は卓上にあるけど、酢はちょっと地味というか、台所の下に置いているイメージ。
しかし酢は世界最古の調味料とも言われていますし、日本の食文化を支えています。
また学習する調味料とも言われていて、
歳をとるほどに好きになっていくという傾向もあります」

だから酢のイメージを高め、楽しさを伝えていきたいと努力している。
その一環で3年前に分社化しているオークスハート株式会社では、
デザートビネガーも10年以上前から開発、提案してきた。
最近では、女性向けの美容需要も増えてきた。
なんとかして、酢のすばらしさを広めていきたいという思い。

内堀醸造の〈フルーツビネガー〉シリーズ。

「酢という小さい市場で、ひたすら楽しんでいる会社」という内堀信吾会長の言葉。
何だか無邪気に聞こえるが、きっとその通りなのだろう。
その土地の風土と伝統を大切にし、革新も忘れない。
すべては酢に対する真摯なものづくりのためなのだ。

information

map

内堀醸造

住所:岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志437-1

TEL:0574-43-1185

http://www.uchibori.com/

information

貝印株式会社

http://www.kai-group.com/

貝印が発行する小冊子『FACT MAGAZINE』でも、岐阜を大特集!

http://www.kai-group.com/factmagazine/ja/issue/3/

Tags  この記事のタグ

Recommend