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生態系から歴史まで、
高尾山の好奇心の入り口
〈TAKAO 599 MUSEUM〉が
オープン!

コロカルニュース

posted:2015.9.10   from:東京都八王子市  genre:旅行

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Kanako Tsukahara

塚原加奈子

つかはら・かなこ●エディター/ライター。茨城県鹿嶋市、北浦のほとりでのんびり育つ。幼少のころ嗜んだ「鹿島かるた」はメダル級の強さです。

登山の前に、まずここへ。高尾山を学ぶ場所

都心からも近く、初心者でも登りやすいと
親しまれているのが、東京都八王子市の高尾山です。
その麓に、2015年の8月オープンしたのが、
〈TAKAO 599 MUSEUM〉。

人々の誇りとなり、
100年先も愛される高尾山へ。
——そんなまちの人の思いをコンセプトに、
真っ白な空間にまとめられた1階の展示は、
思わず高尾山へ登りたくなるしかけがたくさんあります。

例えば、奥の壁一面には、アカギツネや、ニホンザル、ムササビ、ツグミなど
高尾山に生息する動物や鳥の剥製を40種以上を展示され、
そこへ投影されるのが、プロジェクションマッピングを用いた映像です。
子どもでもわかりやすいやわらかいイラストのタッチながら、
ダイナッミックに高尾山の豊かな生態系の物語を体感できます。

こちらが映像展示。

そして、メインとなるのが、フロアに展示されている
透明のアクリル樹脂に封入された四季折々の可憐な草花や、
美しい昆虫標本、触って遊べる木の実のなど。
なかには、昆虫の飛ぶ姿がリアルに標本されたものもあります。
館内で配布されているマップと連動しているので、
登山ルートを眺めながら、
これらの生物がどこで会えるのかもチェックするのも楽しいんです。

16の展示台からなるメイン展示。下がアクリル樹脂に封入されたく高尾山の草花。

さらに、高尾山を登るときのマナー講座、
高尾山プチ歴史講座といったアニメーションで、
わかりやすく高尾山を知ることができます。

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7年越しに叶った、オープン。

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もともとあった旧東京都高尾自然博物館での展示物をベースに
新しい施設の建設計画されるも、実に7年もの間難航していました。
そこへ、みちばち先生こと江戸川大学教授の鈴木輝隆さんをコーディネーターに、
日本デザインセンターの大黒大悟さんが中心となり、
コピーライターの是方法光さんなど精鋭スタッフとともに、
委員や市民の方のさまざまな意見や要望を聞きながらも、
繊細で丁寧なデザインとメディアを融合させ、
博物館に加えインフォメーションセンター機能も持つ
新しいミュージアムのかたちを提案。
全員一致による合意形成を得ることができたそうです。
施設建設がすすむなかで、大黒さんは、
訪れた方の好奇心をグッとくすぐるコミュニケーションを目指し、
グラフィックはもちろん、施設名、建築空間の提案、展示構成、
ミュージアムグッズなど、総合的にディレクション。
八王子市役所観光課のみなさんの驚異的な実行力により、
来訪者が感動できるミュージアムへとつくりあげてきたそうです。

併設されているカフェでは、多摩産の木材でつくられたイスとテーブルが並び、
おいしいコーヒーや地元八王子の牧場のソフトクリームもいただけます。
ぜひ、新しい高尾山に出会いに訪ねてみてください。

■高尾599ミュージアム
住所 東京都八王子市高尾町2435-3
電話 042-665-6688
営業時間 8:00〜17:00(4月〜11月)、8:00〜16:00(12月〜3月)年中無休
入館料 無料
http://www.takao599museum.jp/

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