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「DENTO-HOUSE」
浅葉克己、仲條正義らが
日本の伝統工芸で
アートピースをデザイン

コロカルニュース

posted:2015.6.15   from:東京都新宿区  genre:アート・デザイン・建築

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

著名なグラフィックデザイナーが日本の伝統工芸品を
新しくデザインし、アートピースとして発表する
プロジェクト「DENTO-HOUSE(デントーハウス)」。
技術の継承が難しい状態にある伝統工芸の歴史、技術、文化を
継承し、新しく展開し、今の、そしてこれからの
時代へ伝えて行く事を目指すプロジェクトです。

参加デザイナーは浅葉克己、仲條正義、井上嗣也、
服部一成、中村至男ら、日本を代表するグラフィックデザイナーたち。
ふだんはパリを舞台にしているこのプロジェクトが、
2015年6月17日(水)より、
凱旋ショップを伊勢丹新宿店本館にてオープンします。
彼らが手がける、こけしや漆器などの身近なアイテムや、
モダンに生まれ変わった浮世絵版画から桐製のチェストなどが展示されるんです。

「横縞の桐箪笥」浅葉克己デザイン

「カジノ重箱」「数字柄 小皿」服部一成デザイン

[猫]仲條正義デザイン

モチーフになったのは、秋田のうるし、「川連漆器」。
東京の浮世絵版画、「江戸木版画」。
宮城の伝統こけし、「鳴子こけし」。
埼玉の桐和箪笥、「春日部桐箪笥」。
福島の和ろうそく、「会津絵ろうそく」。
デザイナーと職人のコラボレーションにより、
新たな伝統工芸の魅力が再発見されました。

「DENTO-HOUSE PARIS -2015展風景」パリでの展示風景

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浅葉克己デザイン。漆蒔絵×ガラスの新作 蒔絵制作風景

漆蒔絵×ガラスの新作

期間中には、浅葉克己デザインによる、漆蒔絵を
施した涼しげなガラスのテーブルウェアの先行販売と、
パリ展でも大人気だった、仲條正義デザインの
漆塗りのサイドテーブル「猫」の受注会を行います。
いままでに見たことのない、新しい驚きのある
伝統工芸品をぜひ会場で!

DENTO×GRAPHIC 〜デザインが繋ぐ、日本の伝統
会期:2015年6月17日(水)〜6月30日(火)
時間:10:30 -- 20:00
会場:伊勢丹新宿店本館5階=ウエストパーク

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