STUDY 導入ポテンシャル

自然エネルギーの宝庫、日本。

日本で自然エネルギーがどれだけ導入できる可能性があるのかを考えたとき、
可能性のある自然エネルギーには以下の様にさまざまな種類があります。
これらの自然エネルギーの可能性を考えると
日本はまさに自然エネルギー資源が豊富な国であることに気がつきます。

・太陽光発電
・太陽熱による熱利用および発電
・風力発電
・バイオマスの熱利用、発電および輸送燃料(バイオ燃料)
・水力発電(大規模なダム式の水力発電、小水力発電)
・地熱の熱利用および地熱発電
・波力などの海洋エネルギー

実際に、日本を地域別にみた自然エネルギーの導入ポテンシャル
(将来、導入が可能な発電設備の容量)は非常に大きいことが分かっています。
例えば、日本国内でも導入が進んでいる住宅用の太陽光発電では、
全世帯の7割程度の屋根に設置した場合、日本全体の発電量の10%程度に相当します。
さらに環境省による自然エネルギーの導入ポテンシャル調査では、
住宅用以外の太陽光発電、小水力発電、そして風力発電について
国内全域の導入ポテンシャルを推計しています。
太陽光発電については、工場やビルなどの屋根の上に太陽光パネルを取り付けるほか、
遊休地などさまざまな未利用の土地が日本全国で活用できることが示されています。
小水力については、水資源の豊富な全国の山間地域において導入が可能であり、
その導入可能量は1400万kWと推計されています。
風力発電については、従来から導入が進められてきた陸上について、
特に東北地域や北海道において導入ポテンシャルが大きく、
その導入可能量は、2億7300万kWと推計されています。
さらに現在、技術開発が世界中で進んでいる洋上風力については
北海道を中心とした地域で導入ポテンシャルが大きく、導入可能量は1億4100万kWと推計され、
陸上とあわせた導入可能量は4億kWを超えています。
これは、日本国内に現在ある発電設備の全設備容量を遥かに上回る量です。

この地域別の導入ポテンシャルを風力発電について見てみると、
北海道や東北そして九州に多くのポテンシャルがあることが、
さまざまな調査でもわかっています。
特に北海道では現在導入されている全ての発電設備(火力や原子力を含む)に対して、
30倍もの導入ポテンシャルがあるという調査結果となっていますが、
その豊富な自然エネルギーによる電力を、
エネルギー需要の大きい他の地域へ送る為の
インフラ(送電系統など)の整備が課題となっています。
その中で、陸上での導入に加えて洋上での風力発電の導入も期待されており、
日本国内でも技術開発や実証試験が始まっています。
さらに日本国内には、世界第三位の地熱資源による地熱発電や
地熱利用の大きな可能性があります。
産業技術総合研究所が2008年度に行った地熱資源量の評価結果では、
大規模な蒸気を利用した地熱発電の導入可能量が約2300万kWあります。
これは現在の設備容量の40倍以上に達します。
さらに日本には高温のため利用されていない温泉のエネルギーがあり、
それを発電に活用する温泉熱発電(バイナリー発電)の導入可能量は
約700万kWあると推計されています。

市町村別陸上風力ポテンシャル量と洋上風力ポテンシャルマップ(出典:一般社団法人 日本風力発電協会)

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