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畑、始めました

RICE475レター
vol.012

posted:2013.6.7  from:新潟県南魚沼市  genre:食・グルメ / 活性化と創生

〈 この連載・企画は… 〉  コシヒカリの最「幸」級米を目指すプロジェクト、RICE475。
新潟県魚沼の米屋 廣新米穀店の4代目・覺張雄介が、日本の食卓と農業の未来を語ります。

writer's profile

Yusuke Gakuhari

覺張雄介

がくはり・ゆうすけ●1980年3月27日新潟県生まれ。A型。株式会社WV 代表取締役。 米どころ越後魚沼で戦前より続く米屋「廣新米穀」4代目。幼稚園の頃の夢は「悪魔」だったが、米屋を営む祖父の背中を見て、小学校3年生の文集には「米屋になりたい!」と無事に人間の道を選んだ。高校卒業後、アパレル業界へ進むために故郷魚沼を離れ、トレンドの移り変わりの速い業界で商売を学び、家業復活のために帰郷。 農業の様々な問題に直面し、魚沼を愛するひとりとして、次の世代に残せる地域づくりや農業の新しい形を勝手に模索中。

「一緒にビールを飲みたい!」と思ってもらえる関係づくりを!

農業に関わる仕事を始めて早3年。
とうとう、畑を始めました!

素晴らしい生産者さんと出会い、自ら販売したいという想いや、
昨年始めたジェラート屋で自ら加工する喜びを知りました。
そうなるとやはり自ら生産してみたい!

今年こそはと思い、雪があるうちから方々に打診をして、
下見を重ねてようやく良い場所を見つけたのです。
しかもグッドロケーション!

スキー場の斜面に位置するので、段々畑になっており、眺めが抜群!
隣は棚田がずらり。
ぼーっとしているだけでも心地良い場所ですが、
農作業して汗なんかかいたら最高です!
そして作業後のビール!!
採れたての野菜をつまみに、ビール!!!

っと、本題からずれましたが、
このフィールドとこれまでの活動を組み合わせて、試してみたいことがたくさんあります。

その中でも、3年前からずーっと考えていた
CSA(Community Supported Agriculture:生産者、または生産グループと
消費者である町内など地域のコミュニティが提携をし、消費者は一定額を生産者に前払い、
生産者は一定期間に収穫される農作物を消費者に納めるというものです)
という仕組みでの販売、
グリーンツーリズムを重ねてきた
僕らならではのアプローチができるのではないかと考えています。
ただの契約栽培ではなく、交流があり信頼関係の上で
お互いの顔を見ながら責任感を持って生産または消費するかたちを
つくることができるのではないかと。

僕らがこの3年で得た大きなものは生産者と消費者の交流で生まれる喜びの声でした。
それは、生産者さんからの農産物を販売したことに対する感謝や、
消費者さんからの美味しいものを食べた感想の何倍も大きな声でした。

それがヒントだと思っています。

そのためのフィールドを得たことは僕としてはとても大きな一歩で、
ド素人ではありますが、いろんな声に対して
これまで以上にクイックにトライできるのではないかとワクワクしています。
同時に勉強することが山盛りでヒイヒイ言ってますが(笑)。

先日、早速東京から体験のお客様が。
キュウリとオクラと枝豆を植えていただきました。

要は、この野菜が収穫の頃に、
一緒にビールを飲みたいと思ってもらえる関係づくりが
できるかどうかなのではないかと思っています。
(だからビールのつまみになりそうなキュウリや枝豆を植えた
という訳ではありませんよ! (笑))

そして、この体験を機に、
もっともっと日本の農業を身近に感じてくれる人が増えてくれたらなぁとも思うのです。

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