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早いもので、この4月に、下田に移住してきて丸5年となります。
小学4年生となった娘の移住当初の写真を見返すと、
いまより随分小さく幼い(あたり前ですね)。
時の流れの早さをあらためて感じてしまいます。
そんなこの春、わが家の暮らしに訪れた
ちょっとした変化についてご紹介します。
自分たちが下田に移住してきた1年後、
東京でひとり暮らしをしていた自分の母親を下田に呼び寄せたことは、
この連載でもお伝えしました。
そのとき、母の年齢は82歳。かなり高齢での移住でした。
そんな年齢での移住なので、同居? と言われることも多かったです。
でも、当時自分たちが借りていた家のつくりは
同居には適していなかったし、何よりも母も自分たちも
それを望んでいなかったということもあり、同居はしませんでした。
自分たちの家から歩いて3分のところにある母が借りた家には、
同じ敷地内に大家さんも住んでいて、
何かと母のことを気にかけてくれていました。
そもそも賃貸物件が少ないので、歩いて3分のところに
こんな好条件の家が見つかるというのは、
とてもラッキーだったのかなと思います。
でも、移住してきた2018年には82歳だった母も80代半ばとなり、
足腰がだいぶ弱くなり、その「歩いて3分」が
かなりきつくなってきたのです。