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リノベーションした古民家の離れに
高齢の母もお引っ越し!
わが家の二世帯移住|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.122

Page 3

「歩いて3分」が「歩いて10分」に…?

そんな恵まれた条件で暮らしていたのですが、
もろもろの事情で下田市内で家を探していたところ、
同じ地区内で、現在暮らしている古民家との出合いがあったのです。
昨年、物件を手に入れてから半年ほどかけてリノベーションして、
年末に引っ越しを終えました。

引っ越しに伴い、わが家と母の家は、
これまでの「歩いて3分」が少し遠くなり、「歩いて10分」に。
だんだんと「歩いて3分」がきつくなってきていたので、
自力で行き来することはできない距離になってしまいました。

でも、本当にラッキーだったことに、手に入れた古民家は、
その隣の家(以後「離れ」といいます)も一緒についてきたのです。

離れが一緒についてくる? 
都会では考えにくいことですが、地方ではよく
離れと一緒に物件が売りに出されることがあります。家主さんに
「隣の家も一緒に買ってくれないでしょうか?」
と持ち出されたときには、予算も厳しかったのでかなり悩みました。

聞いてみるとその家は、風呂やキッチンなどの、
暮らすのに必要な設備はひと通り揃っているとのこと。
「その離れ、母親が住むのにちょうどよいのでは?」と思えてきました。
そして、なんともありがたい話ではないかと、
離れも同時に購入したのです。

「母屋」と「離れ」

「母屋」(手前)のすぐ隣の「離れ」(奥)。離れは1階と2階で玄関が別々のつくりなので、1階に母が住んで、2階はカメラマンでもある妻の事務所にする予定です。

そんな経緯で手に入れた離れに母が暮らすには、
買ったままというわけにいかなそうでした。
わが家ほどではないのですが、
離れもそれなりの古い家です(築50年くらい?)。
あちこちサビサビだったりゴワゴワだったりします。

もともとあったキッチンや風呂、洗面は
しばらく使われていなかったので、かなり傷んでいて、
そのままでは暮らせそうにありません。
荷物もかなり多く残っていて、
それを片づけるだけでも相当な手間がかかりました。

購入時に離れに残っていた荷物

荷物を片づけ、傷んだキッチンや洗面の交換の段取りを進め、
床のゴワゴワも直しました。

離れをリノベーション中

自宅のリノベーションで手一杯だったたので、床補強やフローリング張りなどは大工さんにお願いしました。自分が四苦八苦してやった工事をいとも簡単に終わらせてしまう……。あらためてプロの技を感じました。