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稲刈り、稲架掛け、天日干し。
初めての米づくりでここまでできた!|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.047

Page 3

稲刈りを目前に竹伐採の日々

こうなったら竹林から伐り出すしかない、ようやく決意しました。
では、どのくらいの量の竹が必要なのか?
周辺の田んぼを参考に必要数量を割り出してみました。

きれいに稲架に掛かり天日干し中の隣の田んぼ

きれいに稲架に掛かり天日干し中の隣の田んぼ。

そして出た答えが……、
直径10センチほどの稲を掛ける太めの竹、長さ6メートルを18本。
それを支える直径5センチほどの竹、長さ2メートルを135本。
全部の長さを合わせると378メートル……!?
そんな量の竹を伐って運べるのだろうか?

竹林に入るのも竹を伐るのもほとんど初体験。
不安な気持ちはありますが、もうほかに選択肢はない。
一度伐り出してしまえば数年は使えるので、
次の年からは傷んだものを補充するくらいでよいそうです。
つまり、最初の年が踏ん張り時というわけです。
竹林ににょきにょき生えている竹はどこか活躍の場を求めている、
そんな風にも思えてきました。

ということで、ヒエ刈りが終わって間もなく、竹伐採の日々が始まりました。

竹を伐採中の養蜂家の高橋鉄兵さん

不慣れな自分を心配して初日は養蜂家の高橋鉄兵さんも手伝ってくれました。心強い~。養蜂で忙しいなか、申し訳ない~。

竹を伐採中

だいぶ慣れた頃、妻と娘が様子を見に来ました。最近、DIYにはまっている妻もこれは手伝えないと。自分も移住して2年もたたずにこんなことができるようになるとは思っていませんでした……。やればできるもんなんですね~。

伐った竹を道路際まで下す

伐った竹を道路際まで下すのもなかなかの手間です。そんな慣れない作業で腰ががっくんがっくん……。こうしたことを淡々とこなしている米づくりの先輩たちをあらためて尊敬してしまいます。

そして、稲刈りの2日前に目標数量の伐り出し完了! 
伐採した竹を田んぼに運び入れたら無事に稲刈り前の段取り完了です。

さあ、これをどうやって運ぶか。
軽トラを鉄兵さんに借りる段取りはしていたのですが、
あらためて見ると軽トラではちと厳しそう。

もうひとつの仕事場である山本建築の山本さんに相談すると、
トラックも出すし運ぶのも手伝うよと
(下田ではいくつかの仕事をしながら暮らしています。
そのことについてはこちら)。

東京で会社員をしていた頃と、職場との関わり方の違いを
あらためて感じます。
鉄兵さん、山本さん、この恩は新米でお返しします!

伐った竹

現場に行く前にということで、早朝に集合して竹運び。軽トラだったら何往復していたのでしょうか……。

やっと稲刈りの段取りが完了しました。
段取りだけでやりきった感がでていましたが、本番はこれからです。

稲穂