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こうなったら竹林から伐り出すしかない、ようやく決意しました。
では、どのくらいの量の竹が必要なのか?
周辺の田んぼを参考に必要数量を割り出してみました。
そして出た答えが……、
直径10センチほどの稲を掛ける太めの竹、長さ6メートルを18本。
それを支える直径5センチほどの竹、長さ2メートルを135本。
全部の長さを合わせると378メートル……!?
そんな量の竹を伐って運べるのだろうか?
竹林に入るのも竹を伐るのもほとんど初体験。
不安な気持ちはありますが、もうほかに選択肢はない。
一度伐り出してしまえば数年は使えるので、
次の年からは傷んだものを補充するくらいでよいそうです。
つまり、最初の年が踏ん張り時というわけです。
竹林ににょきにょき生えている竹はどこか活躍の場を求めている、
そんな風にも思えてきました。
ということで、ヒエ刈りが終わって間もなく、竹伐採の日々が始まりました。
そして、稲刈りの2日前に目標数量の伐り出し完了!
伐採した竹を田んぼに運び入れたら無事に稲刈り前の段取り完了です。
さあ、これをどうやって運ぶか。
軽トラを鉄兵さんに借りる段取りはしていたのですが、
あらためて見ると軽トラではちと厳しそう。
もうひとつの仕事場である山本建築の山本さんに相談すると、
トラックも出すし運ぶのも手伝うよと
(下田ではいくつかの仕事をしながら暮らしています。
そのことについてはこちら)。
東京で会社員をしていた頃と、職場との関わり方の違いを
あらためて感じます。
鉄兵さん、山本さん、この恩は新米でお返しします!
やっと稲刈りの段取りが完了しました。
段取りだけでやりきった感がでていましたが、本番はこれからです。