連載
posted:2015.12.10 from:愛媛県松山市 genre:食・グルメ
sponsored by 愛媛県
〈 この連載・企画は… 〉
愛媛のフルーツ、おいしいのは柑橘だけではないんです!
イチゴ、柿、栗、キウイなども実は愛媛の銘産です。
愛媛県産フルーツの生産者さんたちを訪ね、愛情をたっぷり注がれて育つフルーツを見てきました。
さらに、秋から冬にかけてぐっとおいしくなる愛媛県産フルーツを使った、
松山市と東京のスイーツ店もご紹介します。
editor’s profile
Miki Hayashi
林 みき
はやし・みき●フリーランスのライター/エディター。東京都生まれ、幼年期をアメリカで過ごす。女性向けファッション・カルチャー誌の編集を創刊から7年間手掛けた後、フリーランスに。生粋の食いしん坊のせいか、飲料メーカーや食に関連した仕事を受けることが多い。『コロカル商店』では主に甘いものを担当。
credit
撮影:小川 聡
supported by 愛媛県
愛媛県の農林水産物の魅力を、スイーツを通じて全国に向けて紹介する
〈えひめスイーツプロジェクト〉。
この取り組みの一環として2014年にスタートした〈道後スイーツ物語〉。
愛媛の代表的な観光地である道後温泉の界隈にあるショップや宿に、
県産食材を使ったオリジナルのロールケーキ〈道後ロール〉をお店ごとに制作してもらい、
道後温泉を訪れた人にそのおいしさを味わってもらおうというプロジェクトです。
前回に引き続きご紹介するのは、道後温泉本館のすぐそばに位置するホテル〈茶玻瑠(ちゃはる)〉で提供されている道後ロール。
洗練されたモダンな雰囲気がただよう茶玻瑠。
かねてから朝食ブッフェのメニューを充実させたり、
愛媛の食材をベースに和食とイタリアンのエッセンスを取り入れた
〈道後キュイジーヌ〉を提供したりと、道後の“食”の拠点となっている存在なのだそう。
また『蜷川実花×道後温泉 道後アート2015』の企画として、
“食”を楽しみながら蜷川実花さんの作品世界に触れられるレストランギャラリーも開催。
その古き良さばかりが注目されがちな道後温泉に現代ならではの息吹をもたらし、
新しい道後の魅力を発信しているホテルです。
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季節ごとに旬の愛媛県産の食材を生かしたオリジナルの道後ロールを楽しめる茶玻瑠。
取材に訪れた10月下旬に提供されていたのは、
カカオが香るスポンジケーキとチョコレートムースで大粒の栗を包み込んだ
〈道後玻璃ロール「秋味」〉。
「愛媛県産の栗と〈ひめくろ〉という、丹波種黒大豆が入っているんです。
栗は一級サイズという一番大きなものです。
カットしたときに栗の断面がきれいにくるようにしないといけないので、
スポンジケーキを巻くときは緊張しますね」と教えてくれたのは、
今年9月に入社したばかりというパティシエの西河さん。
先輩パティシエとふたりで、道後ロールをつくっています。
きめの細かいふわふわのスポンジ生地と
濃厚ながらも後味がしつこくないチョコレートムースと栗の相性は言うまでもなく抜群。
ほどよい固さに煮られたひめくろの食感も良いアクセントとなっていて、
最後のひと口まで飽きることなくいただけます。
11月末からの冬季期間に提供する道後ロールを
先輩パティシエとふたりで一緒に開発することになっているという西河さんに、
どんなものになるのかを訊ねてみると「実はまだ構想中なんですよ」との返事が。
「冬という季節を考えるといちごなんでしょうけど、
道後ロールを提供しているほかのお店とかぶってしまわないかというのがあって」
という言葉に、自分たちだからこそつくれる道後ロールにしたいという
意気込みが伝わってきます。
「うちでは今、デザートのフルーツとして早生や温州みかんを出したり、
みかんとチーズをあわせたりもしているんです。
なので、みかんを使ったものも良いかなと個人的には考えています」
道後温泉に現代ならではの息吹をもたらす茶玻瑠と、若々しさがあふれる西河さん。
このふたつの組み合わせから誕生する冬季の道後ロールも、
また新しい道後温泉の魅力となりそうです。
Information
茶玻瑠
住所:松山市道後湯月町4-4
営業時間:アフタヌーンティー 15:00〜17:00
CHAHARUテラス 11:30~21:00
道後スイーツ物語
http://www.ehime-sweets.com/dogo/
https://www.facebook.com/dogosweets/
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