連載
posted:2016.6.5 from:京都府京都市 genre:食・グルメ
sponsored by KIRIN
〈 この連載・企画は… 〉
その土地ならではの風土や気質、食文化など、地域の魅力を生かし
地元の人たちと一緒につくった特別なビール〈47都道府県の一番搾り〉。
コロカルでは、そのビールをおいしく飲める47都道府県のスポットをリサーチしました。
ビールを片手に、しあわせな時間! さあ、ビールのある旅はいかがですか?
writer profile
Mako Yamato
大和まこ
やまと・まこ●京都在住のライター/コーディネーター。京都に暮らす最大の幸せは、思い立ったらすぐに鴨川でピクニックができること。『&Premium』では、さんぽ部部長として「&Kyoto」を連載中。
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撮影:吉村規子
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Supported by KIRIN
47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
京都でコロカルが向かったのは、うつわを扱う店々。
ビールをおいしく飲むために欠かせない存在がグラス。
個性あるショップが点在する京都は、うつわ探しにぴったりのまちです。
案内役をお願いしたのは『京都うつわさんぽ』の著者・沢田眉香子さん。
京都の若手作家の紹介から、うつわの基礎知識、
作家ものから骨董、民藝までを扱うショップ案内など、
京都案内としても、うつわ入門としても楽しめる一冊は、
沢田さんの熱い思いが詰まった内容。
心強いナビゲーターが一緒で、期待も膨らみます。
まず訪ねたのは京都御苑のすぐ東にある〈Kit〉。
作家ものから、国内外を問わないヴィンテージ、洋服、焼き菓子まで、
店主の椹木知佳子さんがセレクトする生活雑貨店です。
「手頃感がありつつ、ほかにないものが揃います。
家で使っても邪魔しなくて、控えめというか。
浮いてしまったり、失敗したということがないんですよ」と沢田さん。
フランスやハンガリー、日本の古いグラスにも惹かれつつ、
買うことに決めたのは、ぽってりした〈吹き屋〉のグラス。
ぴたっと手に収まる感じが、いかにもビールをおいしくしてくれそう。
京丹波の〈晴耕社ガラス工房〉のスタッフによるブランドのため、
ひとつ千円台と手頃な値段も魅力です。
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続いては祇園の路地に店を構える〈昂KYOTO〉へと向かいました。
フランスなどで買いつける西洋アンティークから、
焼きものやガラス、漆器の作家とつくり上げた作品がずらり。
店主・永松仁美さんの美意識に満ちた、美しいショップです。
「例えば楽焼も、千利休が瓦をつくっていた職人の技に目をつけ、
茶碗を焼くように頼んでつくられたもの。
注文主の目が肥えていて見立てたり写したり、欲望を形にしてきた歴史があって、
つくられるものが進化してきたという歴史が京都にはあります。
『おもしろいものをつくろうよ!』ってつくり手を動かす永松さんもそんな人のひとり。
作家と一緒に悩んでものをつくり上げるのも京都らしいですよね」
炭で研いで仕上げた漆器のゴブレット、白磁の染付け作家の立体造形、
西洋アンティークを写した木のプレートなど、永松さんの目利きによって、
ほかでは手に入らないアイテムが揃う〈昂KYOTO〉。ぜひ訪ねてみてください。
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最後に向かったのは町家を改装した〈アンティークベル〉。
うつわやレトロなカップ&ソーサーなど正統派の骨董から、
実験道具やオブジェなど、ちょっと不思議なものまでが並びます。
「骨董屋らしからぬセレクトで、買ってすぐ使える骨董に出会えるのがこちら。
骨董に対して“おもしろい”という言葉を使っていいと、初めて教えてくれた店です。
コンタクトレンズセットのように必ずおもしろいものがあるし、安いのもうれしい。
骨董をまずひとつ買うなら、そこから世界が広がるような、
無難じゃないものを買うほうがおすすめ」
ここで選んだのは気泡や歪みが個性を感じさせてくれる、明治〜昭和初期のグラス。
〈アンティークベル〉の店主・前田隆汎さんも誘って、
手に入れたグラスを持って向かったのは鴨川。
川原で過ごす時間が気持ちいいと沢田さんもお気に入りの場所です。
とりわけ丸太町橋より北は緑も濃く、ビールもより一層おいしく感じられそう。
さっそく買ったばかりのグラスを使って乾杯です。
うつわ好きの3人が揃えばもちろんうつわ談義は尽きることなく。
ビールをお供に盛り上がりました。
「京都のいいところは、ちゃんといいものを選んで並べてくれる店があること。
一軒一軒の店に個性があって、つくり手以上に店の個性が際立つかもしれません。
初心者でも安心して選べる入り口がたくさんあるのが魅力です。
うつわの楽しみ方の第一歩はまず使ってみること。
ピンときたら、手に入れてみてください」と沢田さん。
お気に入りを手に入れたらビールと共に鴨川へ。
京都の新たな一面を知る時間になりそうです。
※一番搾り 京都づくりは、京都の誇りを込めてつくった、京都だけの味わいです。
問合せ/キリンビール お客様相談室 TEL 0120-111-560(9:00~17:00土日祝除く)
ストップ!未成年者飲酒・飲酒運転。
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Kit(キット)
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昂KYOTO(こうキョウト)
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ANTIQUE belle(アンティークベル)
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京都うつわさんぽ 2015年改訂版
著:沢田眉香子
編集:山口紀子
「京の作家もののうつわ」から「骨董のうつわ」、日本各地の作家が手がける「生活のうつわ」まで。現代の京都で出会える、すてきなうつわを扱ううつわ店&ギャラリーや、うつわ使いがすてきなレストランやカフェなど、約70軒をご紹介する京都のうつわショップガイド。
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