連載
posted:2013.7.5 from:全国 genre:エンタメ・お楽しみ
〈 この連載・企画は… 〉
独自の視点で日本各地のユニークな文化を研究してきたみうらじゅんが、
読者にフィールドワークを課しながら集成していく新たなプロジェクト。
profile
Jun Miura
みうらじゅん
みうら・じゅん●1958年、京都府生まれ。イラストレーターなど。代表作に『アイデン&ティティ』など。“マイブーム”の生みの親であり、「とんまつり」や安斎肇とのユニット「勝手に観光協会」など、日本各地の知られざる魅力を独自の視点で広める活動も多い。『マイ仏教』(新潮新書)、リリー・フランキーとの対談本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』(扶桑社)、いとうせいこうとの共著『見仏記 ぶらり旅篇』(角川書店)、『キャラ立ち民俗学』(角川書店)など著書多数。
誰も欲しがらない、何の役にもたたない「いやげ物」。
そんな埋もれている「いやげ物」を発掘していこうじゃありませんか。
では、みうら所長の講評です。
ギガ次郎さんの投稿
これはメモ帳ですが、タオルやクリアファイルなど、いろいろありました!
個人的にはしばかれたくありません。痛そうだし。
産地:大阪
みうら:コワイ人ばっかりじゃないと思うよ大阪。
なにわリズムって言われても困るよね。
渡部優子さんの投稿
自分で買ったものの、ホテルの部屋で広げた瞬間「しまった」と思いました。
翌日の東京は雨でしたが、意地でもさしませんでした。
産地:東京
みうら:雨が降らなきゃいいね。
傘さしてる人は優勝もしてないしね。
オレ、やっぱ濡れて帰るわ。
yotecoさんの投稿
収集してるたぬきグッズの中の最もいらないものです。
この文化、どうやら全国の土産物にあるようですね……。
産地不明
みうら:うーん、これは欲しくなくていいね。
“いやげ物”とは、そもそもこの手のモノだから。
使えないうえに、置き場もないってね。
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みうら所長より
尿瓶、買ってみたよ、シビン。
2000円からのオークションだったけど、2100円でオレが落札した。
問題なのは、使用済みか、否か。一応、新品って書いてあったけどよく分からない。
商品名「昭和レトロ 尿瓶」、レトロってこんなものにも付くのね。
いまの尿瓶って、プラスティック製なんだね。とんと入院してないから知らなかった。
で、オレの買ったのはガラス製。ラムネの瓶にカンジが似てる。
高校生のとき、入院してた病院でもこれ。とてもなつかしい。
気泡がボディ全体に入っていて、これにラムネ入れたら飲めそう。
仕事場の机の上に置いて、毎日見てるんだ。
これからはさ、介護もあるでしょ。親とか、自分とかさ。
突然だと慌てるから徐々に揃えていくのもいいと思って。
やっぱ、そのときは見た目にもグッとくるデザインじゃなきゃ。
また、オークション見てたら今度は大正時代の尿瓶が出てた。モロ、渋い壺でさ。
どうする? 買っとく? なんて、思ったけど、今度はハッキリ“使用済み”とある。
うーん、徐々にいくか、シビン・ワールド。
編集部より
奥深い世界がいろいろとあるものですね。
レトロ感漂ういやげ物、フィギュ和、海女グッズもお待ちしております。
募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
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