〈沖縄県立博物館・美術館〉で 沖縄の知られざる魅力と出会う。 個性的な造形物にドキドキ!

博物館の3千点以上もの展示物から、勝手にベスト10!

博物館・美術館というとちょっとお堅いイメージがありますが、
那覇市おもろまちの〈沖縄県立博物館・美術館〉は博物館と美術館のほかに
ショップやカフェも併設した、開放的なモダンスペースです。
無料駐車場完備、空調ばっちり、ショッピングモールのような喧騒とも無縁。
雨の日などにちょっと立ち寄る場所としておすすめのスポットです。

2007年に開館した通称“はくび”は、
常設・企画ともに質の高い美術館の展示が魅力です。
でも、初めての方は沖縄の基本にわかりやすく触れられる、
博物館にトライしてみましょう。

3500平方メートル以上の展示スペースにディスプレイされた約3千点以上もの展示物。
その数量もさることながら、注目すべきは展示物ひとつひとつの精巧なディテールです。
忠実に再現された固有生物の模型、歴史的な文化財の資料、
太古の世界を想起させるさまざまな発掘物など、クオリティの高さに惹きつけられます。

館内の展示室は、メインホールを中心に、自然史・考古・美術工芸・歴史・民俗の
各部門に分けられています。
ここでは小難しいことはさておき、見た目にこだわった
ワンダーな乙アイテムを(勝手に)ベスト10! で紹介していきましょう。

●10位
眠たそうな表情が憎めない高さ40センチメートルほどの獅子像。
沖縄の人気者、シーサーの親戚? ともいえそうです。
沖縄文化には、このそこはかとない“ゆるさ”が通底しているような気がしてなりません。

●9位
琉球王朝時代の栄華を物語る雅やかな女性の装束は、
高級神女だけに許された特権でした。
赤や黄色の際立つ原色使いは、南国ならでは。本土の装束とは明らかに異なります。

●8位
『首里那覇港図屏風』。外国船が描かれているのが、
当時の屏風としては非常に稀有であるとのこと。
現在の那覇港を思い出しながら19世紀の港町をイメージすると、想像が膨らみます。

●7位
謎の象形文字が描かれた線刻石版は“沖縄版ロゼッタストーン”ともいわれています。
用途などはいまなお解明されておらず、考古学者たちの心を惹きつける存在です。

●6位
かつて首里城正殿にあった〈大龍柱〉は
高さ4メートルもあったと言います(沖縄戦により龍柱部分は損傷)。
ダイナミックな彫刻は、大陸からの色濃い影響を感じさせます。