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posted:2017.6.18 from:長野県伊那市 genre:食・グルメ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
寒天作りが盛んな、長野県・諏訪地域。
凍てつく冬の寒さを利用し、原料となる天草を天日干しにし、
伝統的な自然乾燥による製法が行われてきました。
この地で100年の歴史を持つ〈小笠原商店〉は、
多くの寒天メーカーが工場での生産方式に切り替える中、
創業時から変わらない冬場の自然乾燥による製法を守ってきた、
数少ない寒天業者です。
伝統的な製法による高品質な寒天が評価され、
日本各地の名和菓子店で、羊羹の原料として採用されています。
そんな〈小笠原商店〉が、南アルプス近郊の素材を使った
初の塩ようかん〈南アルプス塩ようかん〉を発売しました!
価格は2,700円(税込)。
原材料メーカーから一歩前へ出る、新たなチャレンジです。
〈南アルプス塩ようかん〉の原料は、天然素材の糸寒天と
南アルプスが生み出す水、長野県大鹿村で採れる山塩など。
職人が一つ一つ手作りで作っています。
ポイントは、同封されている山塩を、ようかんの上に一つまみ振りかけること。
より味わい深い、塩ようかんを味わうことができます。
おしゃれなパッケージは、南アルプスをイメージした留紺(とめこん)の箱。
富士見町の白樺を使った木包丁を同封しており、
木箱の上蓋をまな板として使い、その場で切り分けることができる工夫も!
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〈南アルプス塩ようかん〉の商品開発に取り組んだのは、
小笠原商店創業の地である富士見町へ移住し、
地域活性化に取り組む二人のデザイナー。
富士見町にあるコワーキングスペース〈富士見 森のオフィス〉にて、
サービス/体験デザイナーの津田賀央さんと、地域おこし協力隊として
森のオフィスの運営スタッフを務めるプロダクトデザイナーの松田裕多さん。
この二人と、小笠原商店の専務である小笠原義雄さんが、
「伝統を守りながらこれまでにない新しい商品を作りたい」という思いのもと
作り上げたのだそうです。
詳細、購入は公式サイトから。
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南アルプス塩ようかん
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