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posted:2017.3.20 from:東京都台東区 genre:活性化と創生
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
いま失われつつある銭湯文化を後世に残したい。
このたび、東京・上野の銭湯〈日の出湯〉にて、
REBIRTH PROJECTとアサツー ディ・ケイの協同による
〈はだかの学校〉プロジェクトをスタートします。
なんと、銭湯のお風呂のなかで、授業が行われる学校です。
〈はだかの学校〉は、銭湯を地域の学びの場として捉える試み。
入浴(入学)試験もなし、学費も無料。通常の入浴料のみで、授業を受けることができます。
講師・生徒ともに地域の住民が中心で、授業内容についても
老若男女問わず参加できる、地域や銭湯にゆかりのあるものを開催。
地域の活性化につながることを目指しています。
プロジェクトの発起人は、日の出湯オーナーの田村祐一さん。
田村さんは東京・蒲田にある〈大田黒湯温泉第二日の出湯〉の4代目で、
銭湯の跡取りとして生まれ育ちました。
大学卒業後、家業である有限会社日の出湯に就職し、2012年5月より
創業の地である浅草にある日の出湯のマネージャーとして、銭湯経営再建に着手しました。
その後設備投資なしで業績回復に成功し、現在は銭湯を日本の未来に残すプロジェクト
〈SAVE THE 銭湯!〉の代表も務めています。
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現在は『はだかの学校』Webサイトがオープン。
4月から始まる学校の内容については、追ってアナウンスされるとのこと。
昭和43年をピークに、設備・建物の老朽化、経営者の高齢化などを
原因として、その数を減らし続ける銭湯。
ここ10年で約40%の銭湯が廃業となっているんです。
〈はだかの学校〉プロジェクトをきっかけに、
銭湯に近所の人がもっと集まり、地域の交流の場になっていく。
そんな銭湯の新しい価値づくりにつなげたいと考えているそうです。
information
はだかの学校
Web:公式サイト
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