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posted:2016.7.5 from:石川県金沢市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
藩政期以来のものづくりが息づき、
ユネスコのクラフト創造都市に認定された石川県金沢市。
金沢の工芸を世界に向けて発信するべく、
このたび、工芸の魅力を発見・発信する大型フェスティバル
〈金沢21世紀工芸祭〉が開催されることになりました。
期間は、2016年10月13日(木)から2017年2月25日(土)までの5ヶ月間。
〈金沢21世紀工芸祭〉は、これまで市内で
個別開催されていた工芸イベントを集結させるもの。
これにより、金沢を工芸世界におけるポート(港)、
すなわち発着地にすることを目指しています。
総合監修は、〈東京藝術大学大学美術館〉の館長・教授で
〈金沢21世紀美術館〉館長の秋元雄史氏と、
〈NPO法人趣都金澤〉理事長で〈浦建築研究所〉代表の浦淳氏。
期間中は、ワークショップや茶会、
展示イベントなどが金沢市内各所で実施されます。
催しのひとつ〈工芸回廊〉は、
町家が残る東山など市内3エリアの各所を回遊しながら
工芸作品を展示するイベント。
作家やギャラリストとの交流もできるのが特徴。
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ほか、予定されているのは〈趣膳食彩〉。
金沢が誇る食文化と工芸の共演ということで、
金沢の街を深く知るディレクター陣が、
工芸作家や料理、空間を独自の感性でコーディネート。
この日のためだけに用意された世界観を五感で味わうという、
食と工芸が融合したイベントです。
また、茶の湯文化が根付く金沢ならではの〈金沢みらい茶会〉や
伝統工芸が体験できるワークショップ〈金沢みらい工芸部〉も予定。
藩政期以来、芸術文化が発展してきた金沢だけに、
工芸に親しみがない方でも楽しむことができる、
多様な催しが行われる予定です。
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金沢21世紀工芸祭
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