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posted:2016.6.17 from:岐阜県多治見市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Takatoshi Takebe
武部敬俊
たけべ・たかとし●岐阜出身。名古屋在住。出版/編集職に従事した後、ひとりで制作・出版する雑誌“THISIS(NOT)MAGAZINE”を手がける。現在は多数のイベントを企画制作しつつ、ウェブマガジン“LIVERARY”を日々更新/精進しています。押忍!
http://liverary-mag.com/
6月4日(土)、施釉磁器モザイクタイル発祥の地であり、
全国一の生産量を誇る、岐阜県多治見市笠原町に新スポット
〈多治見市モザイクタイルミュージアム〉が開館しました。
外観が特徴的なこのミュージアム。
設計は、世界的な評価の高い建築家・藤森照信が手掛けています。
独創的なカーブを描いた建物を見た瞬間、まず間違いなく圧倒されるはず!
館内には、有志らによるタイルについての貴重な資料が常設されています。
この場所がこの地域の地場産業における、シンボリックな場所になっていくことでしょう。
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同館は、壁や床を彩り、楽しい景色を創り出すタイルそのものの
魅力を知ってもらうために創設されました。
膨大なタイルのコレクションを基盤に、
この地域で培われてきたタイルの情報や知識や技術を発信していくことが
コンセプトとして掲げられています。
さらに、来館者がタイルの楽しさに触れ、タイルを介して交流し、
モザイクタイルのように大きな新しい絵を描いていける、
そんなミュージアムを目指していくのだそうです。
また、現在、開館を記念した展示企画として、
岐阜出身のアーティスト・大巻伸嗣による展示
〈Echoes Infinity ―永遠なる物語―〉が開催中です。
大巻さんは、既存の空間を利用しながら新たな意味を与え、
鑑賞者の五感に訴えかけるインスタレーションで高い評価を受ける岐阜出身の現代作家。
今回の展示においては、彼の作品制作に市民も参加しています。
「もの」にまつわる思い出を共有しながら、
作品として結晶化させたひとつの空間を作り上げています。
アーティストと市民が創り出す、ここにしかない空間を楽しんでみてはいかがでしょう。
information
多治見市モザイクタイルミュージアム
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3)
住所:岐阜県多治見市笠原町2082
アクセス:多治見駅南口を出て「多治見駅前」2番バスのりばから東鉄バス笠原線「東草口行き」「曽木中切行き」たは「モザイクタイルミュージアム行き」に乗車、「モザイクタイルミュージアム」下車。(所要時間 約17分)
観覧料:一般300円/団体250円/高校生以下無料/年間パスポート1,000円 ※3、4階展示室のみ観覧料が必要です。
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