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posted:2016.2.4 from:東京都渋谷区 genre:買い物・お取り寄せ
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2月5日(金)〜14日(日)、東京・原宿のインターナショナル ギャラリービームスにて、
沖縄のクラフトが並ぶ〈OKINAWAN MARKET 2016〉が開催されます。
今年で3回目を迎えるこのイベント。
今回は、いまも伝統的なのぼり窯で焼かれるやちむんをはじめ、
銀細工のハンドメイドアクセサリーや、
今帰仁村でつくられているわらびカゴ、食品なども並びます。
見どころは、何といっても“やちむん”。
やちむんとは、沖縄のことばでやきもののこと。
14世紀頃、海上貿易によって南方諸国から持ち込まれた陶磁器が、
その技術の発展と向上につながったといわれています。
今年は、北窯(読谷村)の松田米司さん・共司さん、
茂生窯(読谷村)の上江洲茂生さん、
室生窯(名護市)の谷口室生さんのやきもののほか、
今回初めて紹介される作家さんのものも。
なんと、1100点を超えるやちむんが揃います。
何度も現地へ足をはこび、やきものをセレクトしたのは、
“クラフトとデザインの橋渡し”をテーマとするレーベル〈fennica(フェニカ)〉の
ディレクター、テリー・エリスさんと北村恵子さん。
今年も、素敵なやちむんをたくさん見つけてきたようです。
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今年の出品作家さんを少しだけご紹介します。
昨年、新宿のBEAMS JAPANで行われた〈松田米司と6人の弟子たち展〉でも
紹介された松田米司さん・共司さんは、沖縄県の読谷村生まれ。
1990年に北釜を開き、伝統を生かしたいまの時代に合うやちむんをつくり続けています。
テリー・エリスさんのおすすめは、大皿と按瓶(あんびん)という土瓶型の急須。
按瓶はもともと、酒器として使われていたものだそうです。
今回は、携帯用の酒瓶として使われていた抱瓶(だちびん)も入荷されます。
菅原謙さんも、〈松田米司と6人の弟子たち展〉で紹介された作家さんのひとりです。
菅原さんは松田米司工房にて修業後、2013年より独立。
現在は大宜味村にて、他の作家さんと共同でのぼり窯を使っています。
涼やかな絵柄が、なんとも可愛いですね!
陶藝玉城の玉城望さん・若子さんも、菅原さんと同じ敷地内に工房をかまえる作家さんです。
今回はうつわのほか、シーサーも届けてくれるのだとか。
シーサーを探している方は、チャンスです。
テリー・エリスさんによると、今回の沖縄陶器マーケットは
「都内最大のボリュームになるかも」とのこと。
やちむん好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
information
OKINAWAN MARKET 2016
会期:2016年2月5日(金)〜14日(日)
営業時間:11:00〜20:00
場所:インターナショナル ギャラリービームス2F
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-15 2F
電話:03-3470-3948
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