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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
2016年1月13日(水)から17日(日)にわたり、
東京・六本木の〈東京ミッドタウン〉にて、
〈大日本市博覧会 東京博覧会〉が開催されます。
主催は、1716年創業の奈良の老舗、株式会社中川政七商店。
現在は全国のものづくりを紹介する〈中川政七商店〉や
工芸の地産地消を目指す〈日本市プロジェクト〉などをてがけ、
展開する直営店は全国44店舗にものぼるほど。
本イベントは、そんな中川政七商店が、創業三百周年を記念して、
全国の産地と手を組んで”日本の工芸を元気にする!”プロジェクト。
東京を皮切りに、岩手、長崎、新潟、奈良の
全国5地域を巡る〈大日本市博覧会〉を行うのです。
第1回目の開催地となる東京は〈食と工芸〉がテーマ。
料理教室の〈ABCクッキングスタジオ〉と、
だしでおなじみの〈久原本家グループ(茅乃舎)〉とコラボした
特別な料理レッスンを実施します。
タイトルは〈日本の伝統×食を学ぶ和の道具で作るごちそう和食〉。
蒸籠、飯台、竹の皮、まきす、さらしという五種類の工芸品を使い、
海鮮太巻き、茶わん蒸し、丁稚羊羹の3品を調理します。
工芸品の使い心地も気になるところ。
そして会場では、東京博覧会限定の〈茅乃舎御用達の汁椀セット〉も販売されます。
ふち塗り椀と寒仕込み2段熟成醤油、茅乃舎だしがセットで
お値段は8,532円です。
「茅乃舎」のお出汁と醤油に、福井県鯖江市で200年続く越前漆器の老舗〈漆琳堂〉が
このためにつくった限定のふち塗り椀の組合せ。
さらに漆琳堂によるワークショップも開催されます。
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2016年1月15日(金)と16日(土)に開催される
ワークショップでは、〈漆琳堂〉の8代目、内田徹氏の指導のもと、
木地を磨き、漆を刷り込ませる漆塗りの工程を体験。
お手入れの方法なども質問できるので、
すでに漆琳堂のお椀をお持ちの方にもおすすめです。
参加費は4,000円。
ほか、上出長右衛門窯(石川県金沢市)による
〈KUTANI SEALで、あなただけの九谷焼をつくろう!〉ワークショップも開催されます。
またトークイベントには、アートディレクター水野学氏や中田英寿氏、
山田遊氏、西畠清順氏ら各界・各地で活躍するゲストが登場。
“知の巨人”こと松岡正剛氏監修の工芸クロニクルも展示します。
東京会場も、巡回も楽しみなイベントです。
お申し込みなどの詳細は、Webサイトにて。
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中川政七商店〈大日本市博覧会〉
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