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和紙は未来の服の素材。
広島県福山市で作られた
「和紙糸」から未来を探る展示
「WASHINOITO 未来を着る、
浜井弘治の和紙のプロダクト展」

コロカルニュース

posted:2015.11.21   from:東京都世田谷区  genre:アート・デザイン・建築

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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

東京・世田谷の「生活工房ギャラリー」にて、
2015年12月26日(土)より、
「WASHINOITO 未来を着る、浜井弘治の和紙のプロダクト展」が開催されます。
これはファッションデザイナー浜井弘治さんとともに、
「着るための素材」としての和紙の可能性をさぐる展覧会。
和紙にこめられた先人の知恵に触れつつ、
和紙糸(わしいと)と和紙プロダクトの未来を探ります。

もともと、日本家屋に欠かせない素材であった和紙。
高温多湿の夏には水分を吸収し、
乾燥する冬に水分を吐き出す性質を持ち、
日本の風土において、私たちの暮らしを快適に保ってきました。
そんな和紙はいま、焼却も問題なく、地中分解もされる、
エコな素材として注目されています。
備後(広島県福山市)の工場が開発した「和紙糸」は、
その名のとおり和紙から作った糸で、
木綿の10倍の吸水性と3分の1の軽さという特徴があります。
この和紙糸によって和紙を洋服生地へと応用することで、
和紙が未来の服の素材となる可能性があるんです。

展示では、和紙布の原材料、生地、衣服を使った空間演出で、
多様な和紙プロダクトを紹介。
シャリッとした和紙布ならではの心地良さを、
手に触れて体感することができるそう。
冒頭の写真は、広島県福山市で作った生地を
山口県山口市で縫製した、サルエル和紙デニム。
ほかにも、和紙で作られた作品が展示されます。

「和紙をプロダクトする。」(アートスペース獏)

「栽落JEANS」(gallery G)

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内田春菊さんのイラストで楽しく解説

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内田春菊さんによる浜井弘治さん

また会場では、和紙が糸となり布になるまでの技術やドラマを、
漫画家・内田春菊さんのイラストレーションで
楽しく解説してくれるのも楽しみ。
2016年1月16日(土)には、和紙布でトートバッグを作るワークショップ
「和紙布でつくるトートバッグ」も開催されます。

「WASHINOITO 未来を着る、浜井弘治の和紙のプロダクト展」

会期: 2015年12月26日(土)~2016年01月24日(日)

※12月29日(火)~2016年1月3日(日)は休館

時間:9:00~20:00

会場: 生活工房ギャラリー(3F)

住所:世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー

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