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posted:2015.10.24 from:滋賀県大津市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
滋賀県大津市の「成安造形大学」では、
キャンパス内に点在する9つのギャラリースペースを
使用して展覧会を行う、回遊式の美術館「キャンパスが美術館」を
2010年にオープンしました。
この美術館にて、来週2015年10月31日(土)より、企画展
「SEIAN ARTS ATTENTION VOL.7
MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM -- 近江のかたちを明日につなぐ-」
が開催されます。
grafの服部滋樹さんらによる、ソーシャルデザインの視点から、
滋賀県の魅力ある「ヒト・コト・モノ」を発見する
「MUSUBU SHIGA」が参加するプロジェクトです。
本展覧会の取り組みは様々。
まずは、滋賀県五箇荘生まれの写真家・川内倫子さんが
たねやグループ発行の冊子「La Colluna」の為に近江八幡で撮影した
写真作品を展示します。
そして「道の国の浮世絵コレクション展・近世のかたちを今に伝える「小幡人形」展」。
道の国の浮世絵コレクション展では、本学所蔵の近世浮世絵コレクション71点の中から、
本展覧会のロゴをデザインしたデザイナーの三重野龍が、
宿場町や大津絵、近江八景をモチーフとした作品を選んでアートワークを制作。
あわせて県内唯一の土人形「小幡人形」の展示も行います。
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そして、琵琶湖の淡水真珠「ビワパール」にまつわる、
「ビワパールまるごとブランディング事業によるプロジェクト展示」も。
淡水真珠を産む池蝶貝を使用して紙、インク、陶土、釉薬を開発しました。
また、貝を直接削りだして制作する「貝ボタン」を復活させるプロジェクトも展示します。
さらには、滋賀県のブランディングディレクター服部滋樹さんと
成安造形大学の学生たちによる、滋賀県をリサーチし、
未来へ残したい滋賀のカタチを各々の視点で見いだした展示も。
近江(滋賀県)の芸術・歴史・思想・民俗・自然環境を研究する
「成安造形大学附属近江学研究所」がこれまでの活動で培ったコンテンツなど、
充実の展覧会。
11月29日(日)には、クロージングパーティとして、
火の灯りで滋賀を楽しむ食事会も開催します。
詳細は「キャンパスが美術館」Webサイトにて。
■「MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM -- 近江のかたちを明日につなぐ-」
会期:2015年10月31日(土)~11月29日(日)
休館日:11月11日(水)、12日(木)、28日(土)
会場:成安造形大学【キャンパスが美術館】
時間:12:00~18:00
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