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福岡初のうどんカルチャーブック
『うどんのはなし』。
ヌードルライター
山田 祐一郎渾身の一冊!

コロカルニュース

posted:2015.8.22   from:福岡県福岡市  genre:食・グルメ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

県外の人からは、「博多ラーメン」の印象が強い福岡県。
でも地元民のソウルフードは、実は「うどん」なんだとか!
福岡のうどんの特徴は、「やわらかい」こと。
ほかにも大きなゴボウの天ぷらが入っていたり、
甘辛く煮込んだ牛肉が入っていたり、、
福岡、北九州市など、地域によっても実にバリエーション豊か。
そしていま、福岡ではうどんの店が次々にオープンし、
いわゆる「うどんブーム」が訪れており、
まさに福岡のうどんの情報が求められている時代です。

山田祐一郎さん

そんな福岡に、麺をこよなく愛するライターさんがいます。
それが「一日一麺」を掲げ、年間400杯以上の麺類を食べ歩く
日本で唯一(本人調べ)のヌードルライターである山田祐一郎さん。
山田さんは、確かな目で厳選した、おすすめのお店情報を
自身のWebサイト「ii-kiji.com」で公開されています。
その麺類への比類なき愛情が、
記事の多さとクオリティの高さにあらわれていて、
「このサイトがすごい!」と話題を呼びました。

「うどんのはなし」より、福岡県久留米市「立花うどん」

そしてこのたびついに、山田さんのうどん情報を、一冊にまとめた
「うどんのはなし」が出版されました!
収録されているのは、福岡の選りすぐりの名うどん店、約50。
福岡のうどんの歴史を紐解くコラムや資料、年表などなど、
うどんがもっと好きになる記事が満載の一冊です。
おいしさがリアルに伝わってくる、シズル感の高い文章と、
雰囲気たっぷりの写真。
自費出版ですが、商業出版物とまったく遜色ない、
内容もデザインも充実した一冊。
山田さんが声をかけた、福岡で活躍するデザイナーや
イラストレーターさんたちが集結し、作り上げたんです。

写真のほとんども山田さんが撮影されています

コラムも大充実!全国のうどんをイラストで解説「日本のうどんいろいろ」

イラストもすてきです

「うどんのはなし」には、他のガイドブックには掲載されていない
撮影拒否のお店も掲載。
というのも、山田さんがお店の味に惚れ込み、
足繁くお店に通ううちに、
店主さんから掲載の許可を頂くことができた、という
ことも多かったのだそう。

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福岡のうどん文化とは

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福岡で最古のうどん店「かろのうろん」

「かろのうろん」厨房のようすも

うどん以外も!福岡市「ゆうのや」のメニュー。

山田さんからのメッセージ
「この本では、単なるお店紹介、美味しい美味しくないではなく、
お店の地域での愛され方、関わり方を紹介することで、
そのうどん店の周辺にある土地の文化、
ひいては福岡のうどん文化的なものが伝えられれば、と願っております。
ごぼう天や丸天といった福岡固有のトッピングの発祥を
調べてみたり、福岡の主な出来事とうどん店の開業年を一つにした
年表ページを作ることで、福岡のうどん文化の広がりを表現してみたり。
うどんの本ではありますが、
読者に福岡の歴史本的な側面を感じてもらえると
僕としてはとても嬉しいです。」

「うどんのはなし」は通信販売のほか、
うどん店などでも購入可能。
「コロカルニュース」ではこの本の出版を記念し、
今後、山田さんによるおすすめうどん情報をお届けします。
お楽しみに!

うどんのはなし

著者:山田祐一郎

発売元:KIJI|¥1,852(本体価格)

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