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posted:2015.7.7 from:東京都新宿区 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
1958年に開場し、1964年の東京オリンピックの
メインスタジアムとして使われた国立競技場。
2014年の閉場までに、サッカーやラグビーといったスポーツ、
コンサートなどに湧いた、今も多くの人々の記憶に残る場所です。
この国立競技場のスタンドの自由席シートが、
3組のデザイナーの手によってなんと椅子として生まれ変わり、
個数限定で販売を開始しました!
その名も「SAYONARA国立競技場“FORTHEFUTURE”
MEMORIALGOODSデザイナーwithカリモク家具」。
カリモク家具が手がける、インテリアとしてもステキな椅子です。
2015年の解体に先立って、この特別な場所から取り外し、
保管されていた自由席のシート。
これらをデザインで蘇らせたのは、
ドリルデザイン、白鳥浩子、鈴木元の3組。
それぞれが「スツール」「チェア」「2人掛けのベンチ」
を作り上げました。
設計と製造は、カリモク家具が担当。
商品にはカリモクのロゴの焼き印が押され、
このシートが国立競技場で使われていたことを
証明するプレートが付属します。
ドリルデザインの「TOKYO」は、小さく、
軽やかなスツール。
直線で構成した構造は一見華奢に見えますが、
カリモクの厳しい品質基準、耐久基準をクリア。
スツールとしての、十分な品質と強度を備えています。
白鳥浩子の「pony」は、人を乗せ、思いを運ぶ架け橋
としての「小さな椅子=ポニー」という意味から
名付けられました。
かつて国立競技場を彩った、
青いシートの存在感を引き出したデザインです。
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鈴木元の「KOKURITSU」は、
国立競技場で人々が腰を下ろし、肩を並べたシートに脚を付け、
そのまま家具として再現したようなデザインのベンチ。
2つ並んだ座面の幅は、国立競技場で使われていた
当時のシートピッチを再現してあります。
使い道がない短い木材を継いで作ったフレームも特徴的。
このプロダクトは、ぴあ株式会社と、
国立競技場を管理・運営する独立行政法人日本スポーツ振興センター
のコラボレーション。により誕生しました。
購入はWebサイトから、
締め切りは8月23日(23時59分)まで。
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