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posted:2015.6.2 from:静岡県熱海市 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
静岡県熱海市にあるリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ 熱海」。
昨年の春、このホテルの裏に広がる森のなかに、
「森の空中基地 くすくす」がオープンしました。
なんとここには、樹齢300年になる楠(くすのき)につくられた
日本最大級のツリーハウスがあります。
これは、想像を超えるツリーハウス!
手がけたのは、ツリーハウスの第一人者・小林崇さん。
小林さんははじめてこの木を見た瞬間に心を奪われ、
どんどん創作意欲が湧いてきたそう。
人が住む場所の近くにありながら、
ここまで大きく成長できる楠はまれだといいます。
ツリーハウスの面積は国内最大規模。
上にはカフェがあり、
ピクニックやバータイムも楽しめます。
もうひとつの目玉は、全長約80mにわたる樹上アスレチック「森の空中散歩」。
木と木の間をつなぐコースを歩けば、地上からは見えない世界が広がります。
「森の空中散歩」の設計を手がけたのは、
有限会社パシフィックネットワークの田桑正樹さん。
田桑さんは、全国各地に自然共生型の
アウトドアパークをつくってきました。
昼はもちろん、夜の森もおすすめ。
ランタンが灯り、幻想的な景色が広がります。
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「森の空中基地 くすくす」ができる前、
ここは人の手の入っていない森だったそう。
リゾナーレ 熱海のスタッフ・松田直子さんはそんな森に可能性を感じ、
小林崇さんに相談をもちかけました。
当時、似たような相談を多く受けていた小林さんは、
仕事を受けるべきか迷ったそうですが、
ほんものの木を目にした瞬間に、
その迷いは吹き飛んでしまったといいます。
そしてこの木に創作意欲を刺激され、
ネスト(巣)のような家をつくり上げました。
「星野リゾート リゾナーレ熱海」は、
2011年に開業したリゾートホテル。
熱海の温泉街や相模湾を一望する高台の上にあり、
全室から海が見渡せます。
今年の夏は、夜にオープンする「森のビアラウンシ」や、
ツリーハウスで朝食を楽しむプラン
「森の木漏れ日キッチン」なども予定されています。
熱海の来宮神社には、樹齢2000年にもなる、
日本で2番目に大きい楠があります。
「森の空中基地 くすくす」は、熱海の自然と共存した
森づくりを進めていく試みでもあるのだそう。
ホテルのお客さん専用の施設となっていますが、ぜひ一度訪れてみたいですね!
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