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「KYOTOGRAPHIE
京都国際写真祭」開催中。
京都の伝統的な建造物に、
写真作品を展示

コロカルニュース

posted:2015.5.3  from:京都府京都市上京区  genre:アート・デザイン・建築

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2015年は、京都で大きな芸術祭が行われます。
ひとつは、5月10日(日)まで開催されている、
現代美術の国際展「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭 2015」。
そしてもうひとつが、この「KYOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」。
今年で3回目の開催を迎える「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」は、
京都の伝統的な建造物や近現代建築の空間を舞台に14組の作家が写真作品を展示する、
日本でも数少ない国際的な写真祭です。

ノ・スンテク[reallyGood, Murder #BIK1809], 忠清道, 2008 © Suntag Noh

会場のひとつである「虎屋 京都ギャラリー」では
フランス国立ギメ東洋美術館のコレクションが本邦初公開されます。
鎧兜を身にまとって弓を引き絞る武士の肖像をはじめ、
近代化に向かう当時の日本の姿を映した、とても貴重な写真が展示されます。
また、創業400年を誇り、伝統的町屋建築としても名高い「嶋臺(しまだい)ギャラリー」では
モダンジャズのレーベル「ブルーノート」の数々のレコードジャケットを撮影した、
写真家フランシス・ウルフのプリントも展示。これも日本初公開だとか!

ギメ東洋美術館よりアポリネール・ル・バ [日本の武者]、1864 © Guimet National Museum of Asian Arts

フランシス・ウルフ[ジョン・コルトレーンアルバム『ブルー・トレイン』に使用された写真]、1957 © Mosaic Images LLC.

今年の展示会場のひとつ、「誉田屋源兵衛」

2014年の展示より Mumeisha “Eternal Japan 1951 – 52” Werner Bischof / Magnum Photos

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榮榮&映里 [妻有物語]、2014 © RongRong & inri

ほかにも、かつて天ぷら屋さんとして使われた古い町屋で、
能登の海女さんを収めた写真を展示したり、
京都市役所前の広場に建築家の坂茂さんのデザインによるパビリオンを特設して、
パタゴニアの先住民族の人たちを写した写真を展示したり、
建仁寺にある禅院で現在の中国の写真界を
リードする作家・榮榮&映里(ロンロン&インリ)の作品を展示したり、
さまざまな時代の写真を、さまざまな京都の空間で見ることができます。
また会期中は市内のギャラリーやカフェ、教育施設など約30か所で
サテライトイベントやパブリックプログラムもいろいろと行われるとのこと。
街中が写真と芸術でにぎやかになりそうです。

今年の展示会場のひとつ、両足院(建仁寺内)

今年の展示会場のひとつ、祇園新橋伝統的建造物(パスザバトン京都祇園店/2015年夏オープン予定)

いまの京都は普段通りに観光するだけでもすごくいい季節ですが、
貴重で芸術的な写真もあわせて鑑賞すれば、
見慣れた京都の街の風景も建造物も、新鮮に映るはず。
今年の京都はいつもとひと味違うみたいです。

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015」
会期: 2015年4月18日(土)~5月10日(日)
会場:虎屋 京都ギャラリー、有斐斎 弘道館、京都市役所前広場、
コム デ ギャルソン京都店ほか、京都市内15か所

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