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posted:2015.1.29 from:福岡県福岡市 genre:食・グルメ
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
今日のおやつは、福岡県のお土産の「ひよ子」。
東京名物のイメージが強い「ひよ子」ですが、実は
福岡生まれなんですよね。
これは、福岡県だけで、冬限定で販売されている「苺ひよ子」。
福岡産の苺「あまおう」を混ぜ込んだ、
風味豊かな苺餡に、九州産の小麦粉を使った
ほんのりミルク味の生地がおいしい。
福岡県でしか買えない、いまだけの味です。
大正元年(1912年)に筑豊飯塚で生まれたひよ子には、
100年以上の歴史があります。
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100年前の筑豊飯塚は、炭鉱で栄えるまちでした。
炭鉱で働く人のエネルギー源として、甘いお菓子が好まれていたんです。
そこで地元のお菓子屋さん、「吉野堂」初代の店主・石坂茂さんは
あたらしいお饅頭の構想を練ります。
するとある日、石坂さんの夢にひよこが登場。
このひよこをかたちどった饅頭を作ったところ、
筑豊で人気ものになり、福岡にも進出。
さらに3代目の博和さんが、
「東京オリンピック」を契機に東京進出します。
昭和41年東京駅八重州地下街に東京1号店を開店し、
そこから「東京みやげ」として愛されるようになったんです。
でも、この苺のひよ子は福岡県限定。
県内の直営店、JR博多駅・小倉駅、福岡空港、
北九州空港、高速道路主要SA.PA、
福岡県内一部百貨店などで販売されています。
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