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posted:2014.11.25 from:岐阜県多治見市 genre:ものづくり / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
岐阜県東濃西部の美濃は、陶磁器の産地として、
中世以来、日本最大の生産規模と
優れた技術を保持してきた土地。
実は、日本のラーメンどんぶりの90%が美濃で
生産されているってご存知でしたか?
このたび、美濃のやきものに親しんでもらうために、
25名のグラフィックデザイナーやアーティストらが、
「ラーメンどんぶり」と「レンゲ」のグラフィックデザインを手がけました。
それらのどんぶりが、2014年12月27日(土)から
東京・松屋銀座7階の「デザインギャラリー1953」にて開催される
「美濃のラーメンどんぶり展」にて一挙に展示されます。
企画はグラフィックデザイナーの佐藤卓さんと美術ライターの橋本麻里さん。
参加したのは、永井一正、佐野研二郎、仲條正義、ジョナサン・バーンブルックら
名だたるグラフィックデザイナーから、アーティストの束芋や天明屋尚、
インテリアデザイナーの森田恭通、そして片桐仁(ラーメンズ)ら、
エキサイティングな面々。
展示されるどんぶりは、来年春から購入も可能になるそう。
美濃で作られる陶器の中には、織部焼や志野焼のように、
主に茶陶(茶の湯に用いる陶器)として珍重され、
文化財指定を受けるものも数多くあります。
ですがこの展示では、多くの人が手にした経験がある「ラーメンどんぶり」を
テーマにデザイン展を開催することで、
美濃のやきものへの親しみや関心を持ってもらうことが目的なのだそう。
開催は2015年1月26日(月)まで。
■第710回デザインギャラリー1953企画展「美濃のラーメンどんぶり展」
会期:2014年12月27日(土)〜2015年1月26日(月)最終日午後5時閉場
料金:無料
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
出品者:秋山具義、浅葉克己、アラン・チャン、石上純也、片桐仁(ラーメンズ)、唐長・千田誠次、菊地敦己、北川一成、佐藤晃一、佐藤卓、佐野研二郎、ジョナサン・バーンブルック、祖父江慎、田名網敬一、束芋、天明屋尚、土井善晴、仲條正義、永井一史、永井一正、服部一成、松永真、皆川明、森田恭通、横尾忠則(以上25名/五十音順)
製作:三友製陶所、マルイ製陶所、㈱青木転写
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