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posted:2024.9.6 from:岐阜県飛騨市 genre:活性化と創生
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writer profile
Momo*Kinari
きなり・もも
ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari
岐阜県飛騨市にて、2024年9月7日(土)に
〈全国薬草フェスティバル in ひだ〉が開催されます。
毎年開催している〈飛騨市薬草フェスティバル〉から名称変更し、
今回が第1回の開催となります。
イベントを担当する今村彰伸さんは、飛騨市出身で、
高校卒業後に地元を離れたのちに、7年前Uターン。
以前は自然に関わる仕事をしていたこともあり、
自然資源である薬草にも興味をもち、
飛騨市役所 商工観光部 まちづくり観光課として、
薬草活用のプロジェクトに参画しています。
「飛騨市では、昔から身近にある薬草を生活に取り入れてきました。
地元でくらす高齢者の話の中にもドクダミ、ヨモギ、ゲンノショウコ、
センブリ、ナツメ、エゴマなどの薬草の話がよく出てきます」
「家族により活用頻度などは異なりますが、
薬草を使用したお茶や料理などは地域全体で伝わっています。
しかし、西洋医学の普及に伴い、飛騨でも
民間薬的なものは使われなくなっているのが実情です」
「今回のイベントは、昔の知恵を残すことも目的のひとつですが、
地域資源を掘り起こし、その価値を見直すことが、
地域住民のシビックプライド醸成につながり、
地域の活性化に寄与するという考えのもと活動しています」と今村さん。
薬草を柱に地域交流やまちおこしなどに注力しています。
これまでの薬草フェスティバルは地域住民への薬草普及を大きな目的としていましたが、
イベント名を〈全国薬草フェスティバル〉に改名したのは、
飛騨市が全国の薬草関係者の受け皿となり、
薬草好きが交流する場を提供したいという思いからです。
この交流が地域の健康意識向上にもつながることを信じ、
地元の老舗料理旅館、全国と交流を深める薬草絵手紙メンバー、
飛騨市に移住してきた若者たちなど、官民が一体となってイベントを盛り上げていきます。
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全国薬草フェスティバル in ひだは、
「健康生活」をテーマに市内外から72団体が参加。
薬草に関するワークショップや販売、展示などを提供します。
また、飛騨市の薬草のまちづくりをテーマにした本
『薬草を食べる人びと~北アルプスが生んだ薬箱のまち・飛騨』(世界文化社)の
出版を記念する講演や先行販売も行われます。
その他、スタンプラリーや薬草苗の配布、ワークショップなど、
さまざまな人が楽しめるイベントになっています。
出店者によるワークショップは、松を使ったオイルづくり、
野草調味料づくり、野草のブレンド、薬草入り塩麹づくり、
入浴剤や化粧品づくり、アロマブレンド・蒸留、お灸体験、
イトオテルミー温熱刺激療法、リフレクソロジー、ヨガ、森歩きなど、
薬草を身近に取り入れられるヒントになるような体験が楽しめます。
物販は、飛騨市内の薬草商品だけではなく、食品類、雑貨など
全国から薬草にまつわる商品が集まり、
薬草商品の試飲や試食を体験しながら、薬草好き同士の交流も深められます。
フェスティバル以外の日も薬草を使ったワークショップやグルメなどを提供する店も。
今週末は、夏の疲れを癒すウェルネスな旅を計画してみては。
information
全国薬草フェスティバル in ひだ
開催日:2024年9月7日(土)
開催時間:10:00~15:00
場所:メイン会場「古川町公民館」(岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-66)
「飛騨市文化交流センター」(岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-63)
「サテライト会場」飛騨市古川町内各所(徒歩圏内)
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