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posted:2024.4.3 from:岐阜県下呂市 genre:旅行
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Momo*Kinari
きなり・もも
●ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari
岐阜県の中東部に位置し、長野県と隣接する下呂市。
まちの中央に流れている飛騨川の流域に湧く下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、
群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつといわれています。
山里の風景と温泉街が調和した魅力的なまちで、地元グルメを味わいながら名泉をめぐります。
下呂のお湯は、84度という高い温度で湧いている正真正銘の「天然温泉」。
泉質はアルカリ性単純温泉、無色透明で、とてもまろやかなやさしいお湯です。
湯あがりは、絹のようにスベスベになることから「美人の湯」ともいわれています。
下呂を訪れる日本人観光客とインバウンドのバランスもほどよく、
世界の人から愛されていることがわかります。
JR下呂駅から徒歩10分ほどの場所にある〈湯めぐり館〉は、下呂温泉をはじめ、
市内5地域の観光地やグルメを紹介する「観光案内コーナー」があり、
まち歩きの拠点として利用できます。
同館では、下呂温泉で使用できる「湯めぐり手形」(1300円)を販売しており、
購入すると加盟旅館のなかから3か所選んで湯めぐりを楽しむことができます。
※2024年4月1日より「湯めぐり手形」(1500円)。
information
下呂市観光交流センター 湯めぐり館
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下呂温泉の老舗旅館〈下呂温泉 小川屋〉でも湯めぐり手形が利用できます。
立ち寄り湯は、女性は“白鷺の湯&白妙の湯”、男性は“薬師の湯&鹿の湯”が楽しめます。
※湯めぐり手形の利用時間は、通常の日帰り入浴営業時間と異なります。
白鷺の湯
大浴場「白鷺の湯」は、100畳の畳で湯船を囲んだ“畳風呂”の仕様になっている、
「畳文化」と「温泉」が融合したお風呂です。
足元がやわらかく滑りにくく、足元の冷えも少ないので、
お年寄りや体の不自由な方、子どもも安全に入浴が楽しめます。
白妙の湯(ホワイトイオンバス)
「白鷺の湯」内の階段を降りた先にある露天風呂「白妙の湯」は、
ホワイトイオンバスが採用されており、空気を圧縮させた超微細な泡を温泉に混ぜることで
お風呂全体が白濁、肌触りがやわらかくなり、まるでシルクのようなお湯に。
浸かるだけで角質がとれ、お肌がツルツルになることから“天然石けん”ともいわれている
日本三名泉のひとつ下呂温泉の泉質が更に生かされ、特に女性にオススメ。
薬師の湯
大浴場「薬師の湯」は、朝は格子の間から清々しい陽射しが大浴場を照らし、
夜は照明に囲まれ、幻想的な装いに。時間帯によって異なる表情を見せ、
情緒豊かな雰囲気が漂います。
河鹿の湯
開放感溢れる露天風呂は、郷愁漂う浴場に飛騨川から吹き込む風が心地よく、
自然の音と野鳥の鳴き声などに癒されます。
そのほかに、9種類から選べる貸切風呂や、宿泊者のみが利用できる「汕-SEN-」など
お風呂の種類が多く館内で湯めぐりできるほど豊富な温泉施設を有することから、
下呂温泉のなかでも人気が高い宿です。
information
欧調風の建物が印象的な〈白鷺乃湯〉は、大正15(1926)年から続く外湯施設です。
館内はモダンなデザインでノスタルジックな雰囲気が漂います。
浴室は檜でできた浴槽の内風呂のみですが、大きな窓からは飛騨川や山々が一望でき、
ゆったりとくつろげます。
information
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下呂温泉街には無料で利用できる足湯が点在しています。
神社やお土産屋さんなど、まち散策の途中に立ち寄って足の疲れを癒してみては。
ビーナスの足湯
「白鷺乃湯」の玄関につくられた足湯は、白いビーナス像が名物。
入浴後は美しいビーナス像の肌のようにツルツルのお肌になることから
女性に人気のスポットとなっています。
営業時間:10:00~21:00
定休日:白鷺乃湯に準ずる
田の神の足湯
下呂市役所近くの公園内にできた最も新しい足湯。
足湯の前には噴泉塔があり、手湯も楽しむことができ、24時間利用できます。
営業時間:24時間
定休日:なし
ゆあみ屋
温泉街の中心、白鷺橋のたもとにある〈ゆあみ屋〉の入り口横にも足湯があります。
店内では温泉を使ったコスメなども販売。
かわいいパッケージのコスメはお土産にぴったり。
営業時間:9:00~18:30(変動あり)
定休日:不定休
鷺の足湯
下呂温泉で最初につくられたのがこの「鷺の足湯」。
温泉の湧く場所を村人に知らせたという「白鷺伝説」に由来して命名されました。
24時間利用可。
営業時間:24時間
定休日:なし
information
下呂温泉旅館協同組合
Web:下呂温泉旅館協同組合
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下呂のまちにもユニークなご当地グルメが楽しめるスポットが点在しています。
足湯めぐりを楽しみながら、立ち寄るのにぴったりなお店を紹介します。
地元の人がこよなく愛するお食事処〈宴蔵〉
地元の人はもちろん、観光客も多く訪れる〈宴蔵〉は
「朴葉味噌焼き」や「鶏ちゃん」などの郷土料理が味わえるお食事処です。
なかでもご当地グルメとして人気なのが「トマト丼」。
下呂にある栽培地 は標高600メートルに位置していることから、
昼と夜の寒暖の差があり、甘味の強いトマトが育ちます。
そんな特産物と贅沢な飛騨牛を使用した「飛騨牛のトマト丼」(1815円)が絶品と評判に。
飛騨牛のほかにも、下呂で飼育されている希少な豚肉「飛騨なっとく豚(とん)」を使用した
「飛騨なっとく豚トマト丼」(1430円)もあります。
飛騨牛の旨みとトマトの爽やかな甘味がマッチした丼は、
老若男女問わずおすすめしたい逸品。
スイーツを味わいながら足湯でのんびり〈ゆあみ屋〉
足湯スポットとしても紹介した〈ゆあみ屋〉は、温泉をテーマにしたスイーツが味わえます。
店先では「ほんわかプリン」(400円)が桶であたためられ、
カゴにはプリンに入れるカラメルが入っています。
下呂牛乳100%、岐阜県産玉子、マダガスカル産バニラビーンズと
乳脂肪分45%のフレッシュクリームなど、厳選された素材をたっぷり使用。
足湯に浸かりながらスイーツを味わえるスポットで、至福の時間を過ごしてみては。
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