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posted:2023.8.29 from:京都府京都市 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
1926年創業の京都の甘納豆専門店〈有限会社斗六屋〉が、
2022年10月に立ち上げた種の菓子ブランド〈SHUKA〉。
このSHUKAから、“種”を感じるジェラート〈SHUKA gelato〉が登場。
2023年8月4日から、SHUKA各店(工房併設)、
自社オンラインショップで販売がスタートしました。
このジェラートは、
京都大学大学院で脂肪の研究をしていた斗六屋の4代目近藤健史さんが、
本場イタリアンジェラートの配合理論を学び、
構想に5年もの月日をかけた、新感覚の植物性ジェラートです。
SHUKA gelatoの主役は「種」。
種の多くには脂肪分が含まれ、加工の過程で植物性のミルクが出ます。
また、脂肪分はジェラートのコクを出す重要な油です。
このジェラートは、京都で唯一「南禅寺御用達豆腐」と名乗ることを許された
〈服部食品〉の豆乳をベースに使用。
フレーバーの豆類は煮汁をなるべく切らずに皮ごと使い、
ナッツ類はあえて粗挽きすることで、種の個性を生かした味わいに仕上がりました。
そして、ジェラートはテクスチャー(質感・なめらかさ)がおいしさを左右します。
近藤さんは、ジェラート世界チャンピオンのお店で修業し、
本場イタリアンジェラートのテクスチャーの配合理論を学びました。
修業では、特に糖が甘みだけでなく、その組み合わせによって
テクスチャーをコントロールできることを知ったといいます。
また、近藤さんは家業に入る前、京都大学大学院で「脂肪」に関わる研究をしており、
この時の研究手法や化学の知識は、ジェラートの配合に大いに生かされています。
今まで使い道がなかった甘納豆をつくる際に出る
シロップを20%も活用しているのもポイントです。
種のエキス分が加わることで、さらに”種”を感じるジェラートに。
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定番のジェラートは、ナッツを使った3種、
豆を使った3種の計6種、価格は1カップ600〜700円です。
甘納豆専門店斗六屋、SHUKAで向き合ってきた「種」と「糖」、
大学院で研究をしてきた「脂肪」、一流のジェラート職人から学んだ
本場イタリアンジェラートの配合理論の全てがハイブリッドした、
先端的なジェラート、ぜひ味わってみては?
information
SHUKA gelato(シュカ ジェラート)
Web:公式サイト
instagram:@shuka_kyoto
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