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posted:2023.2.21 from:東京都世田谷区 genre:食・グルメ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
地元産の米と水と菌のみ、添加物を一切使用せず、
全量生酛づくりで醸す群馬県川場村の日本酒蔵〈土田酒造〉。
微生物の多様性によって健康で持続性のある暮らしをつくる企業〈BIOTA〉。
そして小倉ヒラクさんが代表を務める〈発酵デパートメント〉の
3社のコラボレーションによって、
2022年12月に、日本酒〈菌の見える木桶酒〉が発売されました。
醸造を手がけたのは土田酒造の星野杜氏。
酒母期間約5か月、麹歩合40%で、米のうまみと酸味、
じんと沁みるような甘みがあり、香りもユニークな一本です。
開栓から常温で10日〜1か月おくと味が変化。
ラベルには開栓日を記載する欄があり、
すぐ飲む用と熟成用をそれぞれ用意して飲み比べるのもおすすめだそう。
この1本は微生物研究をおこなうBIOTAの研究対象となっており、
酒瓶のラベルのQRコードから商品ページへアクセスすると、
酒母の製造過程で起こる微生物の遷移をグラフによって知り、
研究論文や研究を解説した動画も見ることができます。
また、この研究結果は、
国際的な研究情報誌に投稿されているのだとか。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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マニアックな1本ですが、もちろん知識ゼロでも楽しむことが可能。
ポテトサラダをつまみにすれば、特有の酸味とスモーキーな香りが、
ジャガイモとマヨネーズに重なり、
まるでペアリングコースを食べているような気分になるそう。
星野杜氏も「ポテサラ専用酒」と認めるほど!
奥深い日本酒の発酵の世界を楽しめる1本。
探究心のある飲兵衛さんはぜひトライしてみてはいかがでしょう。
information
菌の見える木桶酒
Web:発酵デパートメント ECサイト
発酵デパートメント
住所:東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK内
運営:発酵デザインラボ株式会社
Web:公式サイト
※最新の営業時間はInstagramをご参照ください。
*価格はすべて税込です。
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