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writer profile
Mae Kakizaki
柿崎真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。
日本の醤油の発祥地として知られる和歌山県湯浅町で、
1881(明治14)年に創業した老舗の醤油蔵〈丸新本家〉。
その醤油部門となる〈湯浅醤油〉が、世界初のユニークな
チョコレート醤油〈カカオ醤(ジャン)〉を2021年に発売しました。
先日、内閣総理大臣表彰〈第9回ものづくり日本大賞〉で経済産業大臣賞も
受賞するなど、その発想と技術に改めて注目が集まっています。
「チョコレートは発酵食品。チョコの香りを生かした醤油ができないか」という
ユニークな発想から生まれたチョコレート醤油。
今なお昔ながらの木桶で仕込みを行なう〈湯浅醤油〉と
チョコレートソムリエの札谷加奈子氏率いる〈トモエサヴール〉、
フランスのチョコレートブランド〈エリタージュ〉の3社がタッグを組み、
度重なる試作を重ねて4年の歳月をかけ開発されました。
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金山寺味噌のたまりから作った〈九曜むらさき〉という醤油に
ローストして焙煎香を増幅させたカカオを漬け込み、
カカオの甘い香りを生かすために瓶の中で熟成させるという
伝統の発酵技術とカカオのロースト技術を組み合わせてつくられています。
蓋を開けるとまず飛び込んでくるのが、芳醇なチョコレートの香り。
そして口に含んだ途端に溶け出す、チョコレートの風味と醤油の旨み。
砂糖ではなく、発酵による醤油の旨みによって、香りやコク、風味といった
甘さ以外のチョコレートの魅力を存分に味わえるようになっています。
料理のアクセントとしても使え、鴨肉や鶏肉といった肉料理のソースにも、
淡白な白身魚にもよく合い、カレーの味わいにもコクと深みを与えてくれます。
これまでにない新しい味わいは料理人の創作意欲も刺激し、
世界有数のショコラティエも〈カカオ醤〉に強い関心を寄せているとか。
バレンタインシーズンに、甘いものが苦手な人や
糖質が気になる方へのギフトにもぴったりです。
information
カカオ醤
Web:公式オンラインストア
*価格はすべて税込です。
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