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posted:2022.9.5 from:岩手県遠野市 genre:旅行
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writer profile
Haruna Sato
佐藤春菜
さとう・はるな●北海道出身。国内外の旅行ガイドブックを編集する都内出版社での勤務を経て、2017年より夫の仕事で拠点を東北に移し、フリーランスに。編集・執筆・アテンドなどを行なう。暮らしを豊かにしてくれる、旅やものづくりについて勉強の日々です。
2022年9月23日(祝・金)~25日(日)の3日間、
岩手県遠野市で、ツアー型イベント『遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ) ’22』が
開催されます。
柳田国男が『遠野物語』を記し、
今なお、動物、妖怪、死者の魂まで、「異界のものたち」の気配が色濃く残る土地、遠野。
本ツアーでは、「遠野の祈り」をテーマに、
「天明の大飢饉」による餓死者を供養するために刻まれたという〈五百羅漢〉、
河童が住んでいると伝わる〈カッパ淵〉のある〈土淵山口集落〉などを
ガイドと一緒に巡ります。
ツアー1日目の夜は、〈遠野ふるさと村〉の「南部曲がり屋」を会場に、
土づくりから取り組み世界から注目されるオーベルジュ〈とおの屋 要〉のどぶろくと、
自家農場で牛を育て地産地消を貫くイタリアン〈おのひづめ〉の料理という、
遠野を味わうスペシャルディナー、
2日目の夜には、400年の歴史をもち、
『遠野物語』にも登場する伝統芸能「しし踊り」と
7名の現代音楽家によるライブセッションが披露される予定です。
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このほか、口承に基づいているとされる『遠野物語』のように、
“現代の遠野物語”を紡ぐワークショップや、
研究者を招いた「祈り」をテーマにしたトークも予定されています。
「巡灯篭木」は、遠野に残る風習「迎え灯篭⽊(ムカイトロゲ)」にちなみ名づけられたもので、
「迎え灯篭⽊」とは、先祖の魂が家に戻るための目印として掲げられる旗と灯籠のこと。
「遠野巡灯篭木」では、民俗や芸能・食・音楽を掲げ、
目に見えぬものへの想像をめぐらせます。
予約の申し込みは予約サイト(busket)から。参加費は宿泊プランにより異なります。詳しくは遠野巡灯篭木’22公式ウェブサイトをチェックしてください。
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遠野巡灯篭木’22
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