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posted:2022.8.2 from:新潟県上越市 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
新潟県上越市の高田地区にある酒蔵〈武蔵野酒造〉。
「本物の旨い酒を出し続ける」という信念から職人が徹底した管理を行うため、
一度に四合瓶でわずか200〜300本程度しか造らない同社。
そうしてできた日本酒は、華やかで透明感のある味わいです。
そんな武蔵野酒造の酒蔵で、この夏、日本酒とお茶を混ぜ合わせた、
新ジャンルのアルコール〈SAKE TEA〉が誕生。
現在クラウドファンディング で支援者を募っています。
SAKE TEAのプロデュースを行ったのは、ベンチャー企業
〈LUDENS(ルーデンス)〉共同創業者の永安祐大さんと大愛景子さん。
ふたりとも日本酒とお茶が自身のアイデンティティというほど大好き。
それゆえ、それぞれの魅力を融合したお酒を創りたいと思案していた矢先、
武蔵野酒造の荻原亮輔さんと意気投合し、SAKE TEAが生み出されました。
今回発表されたのは、「寛ぎの時」「祝いの時」の2銘柄。
焚き火の香りがテーマの、心安らぐひとときにぴったりな「寛ぎの時」。
アルコール度数は穏やかな酔いを楽しめる5%。
お酒を注いだグラスからは甘いロースト香が漂います。
心地よい渋味と蜜のような柔らかい甘さの後に、
米由来のしっとりとした優しい旨みの余韻が。
紅茶・ほうじ茶由来のまろやかな甘さに、
フルーティーで上質な日本酒が大人なアクセントとなって、
お酒が弱い人でも飲みやすいんだとか。
ペアリングには、ポテトチップス、鶏の唐揚げ、ローストチキン、
モンブラン、チーズケーキなどの芳ばしい風味の料理やスイーツが合うのだそう。
花束の香りがテーマの、大切な人への祝福の気持ちに寄り添う「祝いの時」。
アルコール度数は、お酒が強くない人も心地よく酔える7%。
飲む前はバラやカモミールの香りが、
口に含むと紅茶やハーブ由来の華やかさの中に、
果実のような日本酒の甘さが溶け込んだ味わいが楽しめます。
サラダ、カルパッチョ、グラタン、ショートケーキ、シュークリームなど
野菜やハーブを使った料理や、クリーミーなスイーツとの相性が良いとのこと。
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SAKE TEAのベースは、「酒米の王様」と呼ばれる
上質な酒米・山田錦(新潟県産) などを磨いて雑味を排除し、
雪解け水で仕上げた純米大吟醸酒。
このままで飲むと、口当たりクリアで繊細な甘みが広がります。
そこに、ミシュラン店出身のソムリエが、
農家との直取引やティーオークションで厳選して選び、
官能評価に応じて茶葉の配合比率を都度アレンジしたフレーバーティーをブレンド。
ハーブやスパイスとともに、コールドブリュー製法で奥深い香味が引き出されました。
お酒が弱くても、楽しみやすい一本なんだそうです。
ぜひその新たな味わいを、お試ししてみてはいかがでしょう?
information
SAKE TEA
*価格はすべて税込です。
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