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posted:2021.11.1 from:北海道虻田郡ニセコ町 genre:食・グルメ
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
北海道の道央西部にある自然豊かなニセコ町。
世界的なスノーリゾート地として、冬場は多くの観光客でにぎわいます。
そんなニセコに今秋、新たな注目スポット〈ニセコ蒸溜所〉が誕生しました。
豪雪地帯ならではの上質な軟水に恵まれたこの地で、
新たなジャパニーズウイスキー、そしてジンをつくる蒸溜所です。
自然との共生を念頭に置くニセコのフィロソフィーを反映し、
豊かな景観を生かした保護林に溶け込む美しい設計の建物。
ここで、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある火山、ニセコアンヌプリの
良質な伏流水を使用し、モルトウイスキーが製造されています。
しかし、ウイスキーは製造開始してから、最短で3年の熟成期間を要するため、
商品としての発売は早くとも2024年以降なのだとか!
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施設の開業に合わせて一足お先に発売されたのは、
アイヌ語で「続く=ohoro(オホロ)」という意味の〈ohoro GIN(スタンダード)〉。
この地で生まれたジンが多くの人に親しまれ、未来永劫続くように、
という願いを込めて名づけられました。
道内産のヤチヤナギとニホンハッカなどを加え、
クリアでスムース、かつ芯のあるしっかりとした味わいに
軽やかなシトラスの香りを感じる仕上がり。
カクテルベースとしても良いのだそう。
また、この広々とした蒸溜所では1回90分の見学ツアーが随時開催されており、
現場での蒸留工程の解説や貯蔵庫の見学、
バーでの有料試飲など、同所のウイスキーづくりを五感で学べることができます。
併設されたショップでは、酒類に加え日本の伝統技術や職人技を用い、
ウイスキーのように“時間の経過とともにさらなる価値が深まる”品をラインナップ。
現在、商品の購入や見学は予約制で、1回最大10名まで受けつけているそうです。
ニセコで誕生した新たなウイスキー文化。
実際にできあがるウイスキーを心待ちにしつつ、
ピカピカの蒸溜所へも一度足を運んでみてはいかがでしょう?
information
ニセコ蒸溜所
住所:北海道虻田郡ニセコ町ニセコ478-15
営業時間:10:00〜17:00
定休日:なし
運営概要:来場は1日4回の完全事前予約制 ※商品購入希望も予約制
定員:最大10名様/回
開場時間:①10:00~11:30 ②11:30~13:00 ③14:00~15:30 ④15:30~17:00
料金:入場・見学無料、BARでの飲食有料
予約方法:オフィシャルwebサイトより予約(2週間前から希望日前日正午まで予約可能)
Web:ニセコ蒸溜所 公式サイト
*価格はすべて税込です。
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