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廃棄される“アスパラガスの茎”
を原料にしたエコロジカルな〈翠茎茶〉

コロカルニュース

posted:2021.10.12   from:東京都練馬区  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

アスパラガスの茎を鮮度が高いままお茶に

一般的に茶葉を煮立ててつくられるほうじ茶。
しかしどうやら、アスパラガスからもほうじ茶がつくれるようなんです。

このたび、廃棄される“アスパラガスの茎”を原料にしたほうじ茶
〈翠茎茶(すいけいちゃ)〉が発売されました。

企画・販売をデザインファーム〈REDD〉が、
アスパラガスの生産を東京・練馬区大泉で350年行う〈白石農園〉
加工作業を〈かたくり福祉作業所〉〈社会福祉法人あかねの会〉が担当したこちら。

廃棄される“アスパラガスの茎”を原料にしたほうじ茶〈翠茎茶(すいけいちゃ)〉。

通常、茎の部分を取って出荷されるアスパラガス。
しかし、茎は栄養がたっぷり含まれ、甘みのある上質な素材。
廃棄してしまうのは非常にもったいないんです。

〈翠茎茶〉の原料である“アスパラガスの茎”は栄養がたっぷり含まれ、甘みのある上質な素材。

〈翠茎茶〉は、そんなアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収し、
ムラにならないよう丁寧に乾燥、低温で焙煎して誕生しました。

〈翠茎茶〉はアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収、丁寧に乾燥、低温で焙煎されている。

〈翠茎茶〉はホットや水出し、料理などさまざまなシーンで活用できる。

そうして、人の手で丁寧につくられた〈翠茎茶〉は、
青臭さはなく、香ばしさが引き立つ味わいです。
ノンカフェインなので、こどもや妊婦さんも安心。
飲み方はホットやアイスはもちろん、
お酒の割りものや料理のベースとして使うのもおすすめだそう。

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〈翠茎茶〉は農福連携を加速させる新たな経済循環モデル“農・創・福”のエコノミーサイクルを採用。

また、生産工程も特殊で、農福連携を加速させる新たな経済循環モデル
“農・創・福”のエコノミーサイクルを採用しています。

農福連携とは、福祉施設の利用者が農業分野で活躍することで、
新たな雇用や生きがい創出につながる、近年農業界で注目を集めている取り組みのこと。

以前より行われていた、白石農園とかたくり福祉作業所の農福連携を生かしつつ、
更に区内の福祉作業所・社会福祉法人あかねの会へ加工を委託。
ゴミを減らしながら経済循環を生み、農福連携を促進する
新しいサーキュラーエコノミーモデルとなっています。

〈翠茎茶〉10g 648円、40g 2484円

〈翠茎茶〉10g 648円、40g 2484円

地域にも、社会にも貢献度の高いハイブリッドな〈翠茎茶〉。
10gとコンパクトなものあるので、ぜひ気軽にお試ししてみてはいかがでしょう?

information

翠茎茶

*価格はすべて税込です。

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