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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
一般的に茶葉を煮立ててつくられるほうじ茶。
しかしどうやら、アスパラガスからもほうじ茶がつくれるようなんです。
このたび、廃棄される“アスパラガスの茎”を原料にしたほうじ茶
〈翠茎茶(すいけいちゃ)〉が発売されました。
企画・販売をデザインファーム〈REDD〉が、
アスパラガスの生産を東京・練馬区大泉で350年行う〈白石農園〉、
加工作業を〈かたくり福祉作業所〉と〈社会福祉法人あかねの会〉が担当したこちら。
通常、茎の部分を取って出荷されるアスパラガス。
しかし、茎は栄養がたっぷり含まれ、甘みのある上質な素材。
廃棄してしまうのは非常にもったいないんです。
〈翠茎茶〉は、そんなアスパラガスの茎を鮮度の高いまま回収し、
ムラにならないよう丁寧に乾燥、低温で焙煎して誕生しました。
そうして、人の手で丁寧につくられた〈翠茎茶〉は、
青臭さはなく、香ばしさが引き立つ味わいです。
ノンカフェインなので、こどもや妊婦さんも安心。
飲み方はホットやアイスはもちろん、
お酒の割りものや料理のベースとして使うのもおすすめだそう。
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また、生産工程も特殊で、農福連携を加速させる新たな経済循環モデル
“農・創・福”のエコノミーサイクルを採用しています。
農福連携とは、福祉施設の利用者が農業分野で活躍することで、
新たな雇用や生きがい創出につながる、近年農業界で注目を集めている取り組みのこと。
以前より行われていた、白石農園とかたくり福祉作業所の農福連携を生かしつつ、
更に区内の福祉作業所・社会福祉法人あかねの会へ加工を委託。
ゴミを減らしながら経済循環を生み、農福連携を促進する
新しいサーキュラーエコノミーモデルとなっています。
地域にも、社会にも貢献度の高いハイブリッドな〈翠茎茶〉。
10gとコンパクトなものあるので、ぜひ気軽にお試ししてみてはいかがでしょう?
*価格はすべて税込です。
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