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posted:2019.2.21 from:東京都新宿区 genre:買い物・お取り寄せ
PR 伊勢丹新宿店
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writer profile
Yu Ebihara
海老原 悠
えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。
こけし好きの間で、生ける伝説となっている工人がいます。
それが、御年80歳を迎える佐藤英太郎さん。
2019年3月6日、伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5で
約25年ぶりとなる英太郎さんの個展が開催されます。
東北地方の中央を南北に連なる蔵王連峰、
そのふもとに位置する宮城県蔵王町遠刈田(とおがった)地区で
生まれ育った英太郎さん。
「遠刈田系」と呼ばれる、大きい頭にスリムな胴体、三日月型の涼やかな目、
そして、その胴体に木目の文様や梅や桜など、花の図案が、
赤や緑の線で施されているこけしを制作しています。
10代の頃からつくり続けるこけし界のレジェンドなのです。
これらの、祖父や父の代からつくり継がれてきた「伝統こけし」に加え、
伝統を昇華させた「木地人形」も、英太郎さんの代名詞。
鮮やかな色彩と、計算されたかのような緻密な筆のタッチ、
そしてきれいなお顔立ち。
「英太郎さんは工人というよりアーティストだ」と、
彼を慕う人は言うのだそうです。
この木地人形のモデルで多いのは、昔の女性たち。
天平時代の女性たちで、その時代に思いを馳せてつくられているのだそう。
伝統こけしも木地人形も、遠刈田にある英太郎さんの工房〈木目〉以外では、
新作を手に入れることができないため、
今回の個展は非常に貴重な場となっています。
実は英太郎さん、自分にも人にも大変厳しい人で、
今回の個展が決まった時には、「英太郎さんが東京に出てくる!」
「しかもトークショーをやるなんて……!」と、
こけし好きの間では、仰天ニュースになったほど。
この機会を逃すと、もう英太郎さんからこけしを購入するのは難しいかもしれません。
“こけし好き女子”を“こけじょ”と呼ぶようになって数年。
まだまだこけしに魅了される人は後を絶ちません。
この機会に、こけしワールドに浸ってみてはいかがでしょうか。
information
佐藤英太郎 こけし・木地人形展 ―80年の軌跡―
日時:2019年3月6日(水)~12日(火)※英太郎さん在廊は、6日〜10日
トークショー:2019年3月9日(土)15:00〜予定
開催場所:伊勢丹新宿店本館5階=センターパーク/ザ・ステージ#5
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