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posted:2018.9.20 from:長野県 genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ
PR 銀座NAGANO
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writer profile
Hiromi Shimada
島田浩美
しまだ・ひろみ●編集者/ライター/書店員。長野県出身、在住。大学時代に読んだ沢木耕太郎著『深夜特急』にわかりやすく影響を受け、卒業後2年間の放浪生活を送る。帰国後、地元出版社の勤務を経て、同僚デザイナーとともに長野市に「旅とアート」がテーマの書店〈ch.books〉をオープン。趣味は山登り、特技はマラソン。体力には自信あり。
最近、青果店やデパート、スーパーなど、あちこちで
いままで見たこともないような珍しい品種の果物を目にするようになりました。
なかでも、全国屈指の生産量を誇るフルーツ王国・長野県では
さまざまな新品種が誕生しています。
そのひとつが、酸っぱいイメージを一変させる甘~いスモモ〈麗玉(れいぎょく)〉。
今年9月にリリースされたばかりの新しいブランドです。
長野県で開発されたスモモの新品種〈シナノパール〉(出願公表中)の中から
200グラム以上の大玉で糖度18%以上の果実を厳選したもので、
糖度20%超えも少なくないのだとか。
とはいえ、ただ甘いだけではなく、スモモ独特の酸味もほのかにあり、
見た目以上に重量もあって、300グラム超えも当たり前だそう。
「最初に食べたときはあまりの甘さにびっくりしました」
と話すのは、生産者のひとりである武田茂蔵さんです。
取材したのは、収穫予定日より20日ほど前。
武田さんに「まだ全然甘くないよ」と言われたのですが、
実物をかじってみるとちゃんと甘みがあって、みずみずしくさわやか!
ほかのスモモは完熟しないと酸っぱくて、
絶対にこんな風に食べることはできないのだとか。
それに、モモのようでありながらもほどよい歯ごたえがあり、
果皮が薄くて丸ごと食べられるので、モモと明らかに違うのもわかります。
さらに、スモモは通常、種の周りの酸味が強いのに、
麗玉は種の周りが特に甘いのも不思議。この感覚はぜひ味わってほしい!
丸かじりには大きすぎるのですが、種と実がきれいに離れて
切りやすいため、軽く冷やしてカットして食べるのがおすすめです。
栽培は果皮が薄い分、擦り傷ができやすく、
大玉ゆえに落果もしやすいため非常にデリケート。
収穫前には高性能の糖度計で1個1個糖度を測るなど手間もかかるため、
決して安いものではありませんが、それでも
「間違いなくトップクラスの味わい。まずは食べてほしい」と武田さん。
その言葉に自信のほどがうかがえます。
旬の時期は9月中旬から10月初旬で、東京・銀座にある長野県のアンテナショップ
〈銀座NAGANO〉では9月21日に入荷を予定しています。
銀座NAGANOでは1個1080円で販売予定。
流通が始まったばかりで長野県内でもなかなか見られない
プレミアムフルーツが東京で手に入る貴重なチャンスをお見逃しなく!
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さらに、銀座NAGANOでは、近年、次世代りんごとして
世界的に注目を集めている、果肉も赤い「赤肉りんご」や、
“バイトサイズアップル”(丸かじりできる小玉りんご)とよばれる
〈シナノピッコロ〉も販売予定です。
現在、果樹栽培が盛んな長野県中野市では、
〈なかの真紅(しんく)〉〈ムーンルージュ〉〈炎舞(えんぶ)〉と、
酸味があり加工にも向く〈いろどり〉〈なかののきらめき〉の
5品種の赤肉りんごが品種登録されています。
どれもおいしく、特に糖度が高いムーンルージュは、
甘みが強いといわれる〈ふじ〉よりおいしいという声も聞かれるとか。
加工に向く品種もほどよい酸味で、視察に訪れた外国人技術者の中には
「なかののきらめきが一番おいしい」という人もいたそうです。
また、加工に向く品種の渋みは火を加えると旨みになるのだとか。
カット後に変色しにくいのでお弁当などにも使え、サラダのアクセントとしても最適。
煮て冷ますと赤ワイン煮? と見紛うほど赤みが増すので、
彩り鮮やかなスイーツがつくれます。
小玉りんごの代表格が、シナノピッコロ。
テニスボールぐらいの大きさで150~200グラム程度と食べ切りにちょうどよく、
果皮が薄くて丸かじりでき、甘みと酸味のバランスのよさが絶妙。
果肉のきめが細かく、果汁がたっぷりなのも特徴です。
持ち運びにも便利な大きさで、皮をむいたり切ったりする手間もないので、
お弁当やおやつにもおすすめ。
小ささゆえに収穫に時間がかかるため栽培農家は少なく、流通量も少ないので、
見かけたらすぐに手に入れてほしいりんごです。
この時期だけしか食べられない果物の新品種の数々。
毎日の食卓に取り入れ、実りの秋、食欲の秋を楽しみましょう!
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