news
posted:2018.9.8 from:宮城県仙台市 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
手づくりのうつわは、ずっと大事に使いたい ——という方へ。
なんと、万が一破損してしまっても新品と交換して使い続けられる
“生涯補償つき”のマグカップがあるんです。それがこちらの〈生涯を添い遂げるマグ〉。
これは、同じデザインのマグを日本各地の窯元や職人さんとつくるシリーズ。
新庄東山、有田、会津本郷、八戸、美濃、楢岡などのつくり手たちが手がけています。
このシリーズを企画・販売しているのは、
日本の職人さんとともにモダンデザイン製品の
開発を行っている〈ワイヤードビーンズ〉(仙台市青葉区)。
「永く使って欲しい」「職人の手づくりの良さが少しでも暮らしを豊かにすることに
つながれば」という思いから同シリーズを企画しました。
また、生涯補償をつけることによって、
人と道具と職人の長いつながりや職人技の継承、
地場産業の活性化を実現していきたいという思いもあるそう。
Page 2
上の写真は、秋田県内陸の山村にて江戸時代末期から続く「楢岡焼」のマグ。
内側には青みが美しい海鼠釉(なまこゆう)、
外側にはマットな質感の鉄釉が施されています。
なんとも深くきれいな色合いですね。
マグは内部形状に対流を生むような丸みをつけることで、
良質なクレマ(エスプレッソの液面に浮かぶキメ細かい泡)
をつくり出し、アロマと温かさを閉じ込めることで、
コーヒーのおいしさを最後まで感じられるようにデザインされています。
これまで、割れやすい陶器はお祝いやプレゼントには敬遠されがちでした。
でも、こんなマグならプレゼントにもよさそう。
このほか「生涯を添い遂げるグラス」も発売されています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
information
Feature 特集記事&おすすめ記事