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posted:2018.6.10 from:福島県 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Riho Abe
阿部里歩
あべ・りほ●栃木県出身。「出身は群馬だっけ?それとも茨城?」と覚えてもらえないことが悩み。好きな観光地は四国と別府。旅先での楽しみは、その街の人と話しをすること・伝統工芸品を買うこと。ガイドブックに載っていないようなものを見つけるのも密かな楽しみ。
福島の中学生〜大学生約50名によって結成された
青年オーケストラ〈福島青年管弦楽団〉が、
2018年8月6日(月)に東京のサントリーホールで公演を行います。
〈福島青年管弦楽団〉の誕生は、2011年の東日本大震災の後の福島。
英国の国際音楽チャリティ団体〈キーズオブチェンジ〉と
福島の学校数校のパートナーシップにより生まれました。
〈キーズオブチェンジ〉は、世界的に活躍するピアニストの
パノス・カラン氏よって設立。「音楽は世界をより素敵な場所にする」と
いう信念のもと、音楽教育やクラシック音楽のライブ演奏を通じて、
青少年の成長を目指し活動しています。
当初は、被災した子どもたちに希望を届ける目的で設立されたものの、
誕生から5年間、〈キーズオブチェンジ〉をはじめ、
日本フィルハーモニー交響楽団や指揮者・本名徹次氏の指導を受け、
楽団は急速な成長を重ねます。
2014年にはロンドンクイーンエリザベスホール、翌2015年には東京オペラシティで、
美智子皇后陛下の御前でコンサートを行うなど、
地元福島はもちろん公演の度に世界各地で大喝采を受けるまでに。
〈福島青年管弦楽団〉の団員たちは各地で素晴らしい公演を重ねながら、
福島が元気でクリエイティブな若者に溢れていることや、
音楽を通じて学び成長していることなど、前向きな復興のメッセージを伝えていました。
また、団員の子どもたちのみならず、保護者や教員など関わる
福島の大人たちにとっても〈福島青年管弦楽団〉の
活動が復興の光となっていきました。
さて、今回の公演タイトルは「ふくしまの子どもたちが奏でる
愁いと希望のチャイコフスキー 世界中に復興の響きを!福島青年管弦楽団コンサート」。
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演奏プログラムは、「グリンカ:ルスランとリュドミラ序曲」
「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」「チャイコフスキー:交響曲第5番」など名曲ぞろいです。
また、団員の子どもたちはリハーサルや本公演のほか、
8月5日〜7日まで東京に滞在し、投票で選んだ観光先の観光を予定しています。
研修費として一部自己負担はありますが、
残りの経費は福島県からの助成金(予定)、公演チケットセールス、
キーズオブチェンジからの寄付にて賄うとのこと。
さらに、この東京研修のファンドレイジングのため、
〈福島青年管弦楽団〉の創設者でありピアニストのパノス・カラン氏が、
8月の公演の前、6月23日(土)、東京のサントリーホールにて
公演「パノス・カラン 〜ショパン:24の練習曲と小話〜」を行います。
今回の公演は、当日会場にてチケット半券と引き換えで、
8月6日〈福島青年管弦楽団公演〉のB席もしくはC席の
チケットを無料で交換してくれるので、気になる方は、ぜひチェックを!
information
福島青年管弦楽団
Web:公式サイト
■「パノス・カラン 〜ショパン:24の練習曲と小話〜」
開催日:2018年6月23日(土)
時間:19:00開演
会場:サントリーホール ブルーローズ
住所: 東京都港区赤坂1-13-1
チケットは自由席4,500円。お求めはチケットぴあ・サントリーホールまで。
※〈福島青年管弦楽団〉の8月6日の公演のチケット料金を含む
■「ふくしまの子どもたちが奏でる愁いと希望のチャイコフスキー 世界中に復興の響きを!福島青年管弦楽団コンサート」
開催日:2018年8月6日(月)
時間:19:00開演
会場:サントリーホール 大ホール
住所: 東京都港区赤坂1-13-1
チケットは全席指定。前売りS席 4,000円、A席 3,000円、B席 2,000円、C席 1,000円で、学生はS席以外を1,000円で購入可能。当日は全クラス500円増し。お求めはチケットぴあ・サントリーホールまで。
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