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posted:2017.10.7 from:大阪府大阪市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年10月13日(金)〜15日(日)、
大阪のデザインオフィス〈Doogdesign. ドーグデザイン〉が
オープンオフィスを兼ねたイベント〈古美術のあるくらし〉を開催します。
主催者は、ドーグデザイン代表/プロダクトデザイナーの小池和也(こいけかずや)さん。
本イベントでは「そばに置いて、それが生まれた遠い昔に思いを馳せると、
古美術がもっと身近なものに——」をテーマに、デザインモデラーを務めるかたわら、
古美術品の収集や販売、鑑定を行っている石橋一優(いしばしいちう)さんの
コレクションを紹介します。
会場に並ぶのは、場所も時代もさまざまなうつわやお盆、花器たち。
古美術品はその場で購入することもできるそう。
出展物(一部)
鶏龍山刷毛目茶碗(15〜16世紀)、
楽焼の黒茶碗、
遮光器土偶の頭部(縄文晩期)、
北岡関東の円筒埴輪 (古墳時代)、
丹波水指(江戸時代前期)、
中国浙江省の灰陶布目文碗 (秦時代)
ペルシャの青釉輪花碗(12〜13世紀)、
会寧の壺(李朝中期)、
メヘルガル遺跡の土偶(紀元前3000〜2000年)
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代表の小池さんは「景色と見立て、時間という古美術の楽しみ方を、
日々の暮らしの中で感じてもらえるような展示にできたら」といいます。
陶磁器のムラなど、豊かな表情に発見する古美術の「景色」。
日本の文化の神髄とも言える「見立て」。
形や機能の変遷や失われた技術、発達した技術などから想像される古美術の「時間」。
古美術がそばにあれば、そんな楽しみ方を通して
先人たちが慈しんできた暮らしにふれられるかも。
「楽しみ方は人それぞれですが、古美術の楽しみ方が分かると、
現在の身の周りのものの見方や愛着も変わるかもしれません」(小池さん)
また、10月14日と15日には、古美術商の石橋一優さんが在廊し、
古美術品の解説をしてくださるそう。これは楽しみですね!
ドークデザインは、2017年9月に今回の会場となる西区へオフィスを移転したばかり。
新しいオフィスのお披露目にふさわしい、すてきなイベントになりそう。
ぜひチェックしてみてくださいね。
information
古美術のあるくらし
会期:2017年10月13日(金)〜15日(日)
営業時間:13日(金)13:00〜19:00/14日(土)11:00~19:00/15日(日)11:00〜19:00
会場:Doogdesign.
住所:大阪市西区京町堀1丁目8-31 安田ビル311号
主催:Doogdesign.
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