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posted:2017.8.21 from:大阪府大阪市 genre:アート・デザイン・建築 / エンタメ・お楽しみ
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
大阪谷町のオフィス街にたたずむ〈山本能楽堂〉(国登録有形文化財)。
その建物のなかへ入ったことはありますか?
扉を開くと、辺りの喧噪からは想像もつかないような
異次元空間が広がり、初めて訪れた方は、大抵驚くのだとか。
その能楽堂が大規模改修を経て、今年で90周年を迎えました。
改修の監修・設計を手がけたのは、
大阪を拠点に家具、空間、プロダクト食、アートなど
さまざまなクリエイティブ活動を展開する〈graf〉。
「ひとりでも多くの人に能を楽しんでほしい」という山本能楽堂の思いを受け、
「開かれた能楽堂」をコンセプトに、たくさんの人が行き交う
芸術創造の場となるような空間をデザインしたのだそう。
さらに山本能楽堂では、伝統芸能としての能を
もっと多くの人たちに伝えるため
海外公演や子ども向けワークショップなど、さまざまなイベントを行っています。
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山本能楽堂では、創設者の孫・山本章弘さん(現代表理事)を
はじめとする能楽師が先生となり、さまざまなイベントを開催しています。
こちらは2015年に開催された、能面の独特な表情を気持ちに
置き換えるワークショップ〈能プロジェクトbyグラフようちえん〉。
子どもたちが「どんな顔?」「どんな気持ち?」をテーマにお面を制作し、
最後はフォトブースで写真撮影。
子どもたちに表情と気持ちの関係性について考えもらい、
能の文化を継承し広めていくというねらいがありました。
さらに能楽堂では、通常の演目をわかりやすく噛み砕いた能公演や、
レクチャー、見学なども行っています。ぜひ一度行ってみたいですね!
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