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posted:2017.8.2 from:愛知県常滑市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2017年11月26日(日)まで、
愛知県常滑市にある〈INAXライブミュージアム〉にて
『「土」見本帖 Sourcebook of Soils』展を開催中です。
これは、遥か昔から続いてきた人と土との関係に思いを馳せながら、
素材としての力を再発見し、その魅力を楽しむ展覧会。
会場には、国内外から集められた約300点の土が一堂に会します。
たとえば、新潟県・松代のプレミアムなコシヒカリが育つ“棚田の土”や、
沖縄県・読谷や大分県・小鹿田の手漉しや唐臼など、昔のままの製法を続ける“民芸の土”、
フランク・ロイド・ライトが手がけた帝国ホテル旧本館のすだれ煉瓦になった土、
法隆寺の土塀となった土、京都府・南部の絵の具になる土、
桂離宮、京都御所の土壁に使われている土などなど。
土に惹かれる方はもちろん、
建築や焼きものが好きな方も楽しめそうですね。
INAXライブミュージアムは、建材・設備機器と住関連サービスの
総合住生活企業〈LIXIL〉が運営する文化施設。
「世界のタイル博物館」「窯のある広場・資料館」「建築陶器のはじまり館」
「土・どろんこ館」「陶楽工房」「ものづくり工房」の6館から成り、
土や焼きものの歴史、文化、楽しさにふれられる体験型ミュージアムです。
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本展の見どころのひとつが「光るどろだんご」。
光るどろだんごとは、焼きもの用の粘土をまるめたタネを
ステンレスカップで丸くなるように削り、
表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげたもの。
砂場や園庭でつくるどろだんごとは違い、驚くほど光沢が出るのだそうです。
本展には、約360個のどろだんごが並ぶそう。
INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」では2006年より
光るどろだんごづくりの体験教室を開催しており、
開始から10年間でのべ20万人以上が体験したのだとか。
ぜひ一度挑戦してみたいですね。
体験教室は予約制となっています。くわしくはこちらから!
information
インフォメーション
開催日:2017年7月1日(土)~11月26日(日)
時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
会場:INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
住所:愛知県常滑市奥栄町1-130
休館日:水曜(祝日の場合は開館)、年末年始
観覧料:共通入館料にて観覧可(一般:600円、高・大学生:400円、小・中学生:200円)
企画:INAXライブミュージアム企画委員会
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