colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧

連載

農園で研修、香川の有機農園
〈よしむら農園〉

小豆島日記
vol.169|Page 1

posted:2017.2.13  from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

有機JAS認証の農園で学んだいろいろなこと

私たちは農業を生業にして田舎で暮らしています。
まだまだ生業とは言えないような所得ですが、それでも野菜を育てて、売って、
そのお金が生計の大きな部分を占めています。

移住を考えてる人やまわりの人などから
「どうやって農業を勉強したの?」
とよく聞かれます。
たしかに農業っていきなりやろうとしても、何から始めたらいいのか、
どんな道具がいるのかまったくわからないですよね。
今日はそのことを書こうと思います。

私たちが小豆島に引っ越してきたのは、2012年10月。
そのときは自分たちが食べる分くらいの野菜を育てたいなと考えていました。
『半農半Xの種を播く』『家族で楽しむ自給自足』『月3万円ビジネス』
そんな本を読みながら、思い描く暮らし方はありました。

ただ具体的な働き方、稼ぎ方は、いまにして思うと明確には決めていませんでした。
そんな状態で夫婦揃って会社を辞めて引っ越してきたんだから、
ある意味すごい勇気だなと自分たちのことながら思います(笑)。
ま、でもそれくらい当時の働き方、生き方を変えたいという思いが
強かったんですけどね。

引っ越してきた数日後には、じいちゃんが残してくれた道具を使って畑を耕し始め、
種をまいたり苗を植えたりしていました。
名古屋で暮らしていた頃は、プランターで
ミニトマトくらいしか育てたことがなかった私たち。
とにかく見よう見まねでやる、近所のおじちゃん、おばちゃんたちにも教えてもらって、
少しずつできることが増えていきました。

大きな転機は翌年の春。
小豆島で暮らすようになり半年経った頃、農業に関する補助金の話もあり、
本格的に農業を頑張ってみよう! と新たに農地も借り、
中古の軽トラも購入し、野菜の販売も始めました。

ただ圧倒的に知識も技術も足りない。
農薬は使いたくない、化学肥料は使いたくない、
そんな何も知らない素人の思いだけしかない。
有機農業をしたいならちゃんと研修を受けたほうがいいという
まわりからのアドバイスもあり、農園に研修に行くことになりました。
そのとき出会ったのが、香川県にある〈よしむら農園〉さんです。

よしむら農園の皆さん。

よしむら農園で育てられたお野菜たち。

よしむら農園は、香川県・讃岐平野のほぼ中央部、丸亀市にあります。
化学農薬、化学肥料や除草剤を使わない有機農業で野菜を栽培し、
有機JASの認証も受けている農園です。
常に研修生が何人か来ていて、私たちが連絡したときも空きがない状態だったのですが、
運よく研修させてもらえることになりました。

寒い寒い冬の作業。レタスの苗を植えます。

ひと苗ひと苗、丁寧に。

苗を植えてから、これまた丁寧に水やりします。

Tags
この記事のタグ

Recommend