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連載

陸・海・空の境界線で癒される。
絶景・佐田岬をまるごと満喫

NIPPON 47 Beer Spots&Scene!
全国、心地いいビールスポット
vol.027

posted:2016.7.21  from:愛媛県西宇和郡伊方町  genre:食・グルメ

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〈 この連載・企画は… 〉  その土地ならではの風土や気質、食文化など、地域の魅力を生かし
地元の人たちと一緒につくった特別なビール〈47都道府県の一番搾り〉。
コロカルでは、そのビールをおいしく飲める47都道府県のスポットをリサーチしました。
ビールを片手に、しあわせな時間! さあ、ビールのある旅はいかがですか?

writer profile

Ikuno Fujii

藤井郁乃

ふじい・いくの●外資系OLを退職し、本州で一番人口の少ない市・室戸へ移住。普段はなかなか見えにくい生産者の想いや生産現場など、モノの背景にある物語を届けるべく活動中。地場産カフェの立ち上げや、地元食材を使った商品の開発の合間、畑仕事や自宅である古民家リノベにのんびり勤しみ中。 http://magazine-watashi.com/

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撮影:小林大介

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Supported by KIRIN

47都道府県、各地のビールスポットを訪ねます。
愛媛でコロカルが向かったのは、絶景で海のアクティビティが楽しめる佐田岬。

海の上を自転車で走る。夢のようなアクティビティ!

愛媛県松山市から車で2時間。
右手には山の上まで連なる段々畑で青々と茂るみかんの木々、
左手にはきらきらと太陽の光を反射する穏やかな瀬戸内海。
山あり海あり青い空あり。
こんな贅沢な景色を楽しめるのが、日本一細長い半島・佐田岬です。

まず目指すは、ムーンビーチ井野浦。
ここに日本初の水上アクティビティがあるとのこと。
ビーチに着くと、何やら海の上にバナナのような、
黄色い浮きがぷかぷかしているのが見えます。
さらに近づくと、浮きに乗っているのは、なんと自転車!
井野浦では、その穏やかな海を利用して海上サイクリングができるのです。

運営する加藤智明さんから手ほどきを受け、おそるおそる自転車に乗り込みます。
浮きが沈んで海に落ちやしないだろうかと思っていましたが、そんな不安は一切不要。
浮きは思ったよりずっと安定感があって、軽くジャンプをしてもびくともしません。
聞くと120キロまでの体重なら十分に安定を保てるそうです。
落ちる心配もほぼありません。

ペダルを漕ぐのと連動して、水中でプロペラが回ります。この力でゆっくりと沖へ進んでいきます。

海の上にいるはずなのに、水の跳ね返りなどで濡れることもありません。
波に合わせて浮きがふわふわ上下して、まるで雲の上にいるかのよう。
でも目線を下にやれば、ここは確かに海。
透明度の高いムーンビーチゆえ、海底でゆらめく海藻や、
光を反射しながら海を泳ぎ回る小魚の群れがはっきり見えます。
あまりの非日常感に、思わず夢見心地。

上空から見ると、波のない穏やかな海面に3台の自転車。

日本一細長い岬の先っぽで、日本一長い(?)タチウオドッグ!

次は、半島の先っぽを目指します。
窓を全開にして、心地いい潮風を吸い込みながら、迷うことなき1本道。
細い道が急に開けて、見えてきたのは大海原。
佐田岬の先端は、視界を遮るものが何もなく、見晴らし抜群なのです。

佐田岬の先端から見える穏やかな海。半島のさらに先に灯台の頭が見えます。

ここまで来たからには、四国の最西端にそびえる白亜の灯台から、
海向こうの九州を眺めねばいかんせん。あわよくば、
この晴天の下、海と陸のはざまでローカルフードに舌鼓を打たんとす。
そんな願いを聞き届けてくれるのが、
灯台までの遊歩道の入り口に立つ佐田岬ピクニックハウスです。

迎えてくれた阿部吉保さん。建物は運営する〈さだみさき夢希会〉がセルフビルドしました。

駐車場から灯台までは1.8キロ。整備された遊歩道はピクニックに最適ですが、
灯台の周辺にはお店がありません。
手ぶらで来た人にもピクニックを楽しんでもらいたい。
そんな想いで開発されたのが〈佐田岬灯台ピクニックバスケット〉です。

「いままでは佐田岬灯台にお店がありませんでした。
せっかくここまで来てもらったからには、地元のものを食べてもらいたいと思って。
夢希会のメンバーで佐田岬の地のものを使った商品を考えたんですよ」

そう話しながら阿部さんが手際よく用意してくれたのは、
幅1メートルにもなろうかという長いバスケット。
何やらいろいろ入っています。気になるけれど灯台まで少しだけ我慢。
バスケットを肩に担いで、いよいよ目指すは佐田岬灯台。
小さなお子さんでも歩けるよう整備された遊歩道を歩きます。

遊歩道の起点では地元のおばあさんが「気をつけていってらっしゃいね〜」とお見送りしてくれました。

緑のトンネルが続きます。海際なのにまるで山の上にいるかのようです。

歩くこと約20分。軽いアップダウンに汗ばんできた頃、
ついに灯台の麓までやってきました。
その白さが空と海の青に美しく映えます。

上空から見ると断崖絶壁の上に立っているのがわかります。

あまりの美しさに歓声をあげているうちに、お腹の虫もぐーぐー鳴り始めました。
灯台の近くで見つけたビーチで、ピクニックバスケットを広げます。
出てきたのは、佐田岬で水揚げされた太刀魚をそのままフライにした、
長い長い〈タチウオSEAドッグ〉。さらにはレジャーシートやお手拭き、
ランチョンマットやカトラリーなどが用意されていました。
これがあれば、着のみ着のまま、好きなときに好きな場所でピクニックが楽しめます。

長いサンドを切り分けていただきます。ソースは佐田岬産トマトソース、佐田岬産しいたけのクリームソース、佐田岬の海藻塩といった地元産の食材がふんだんに使われたものが3種類ついてきます。

まな板は地元の大工さんが製作、ランチョンマットは「裂(さき)織り」という伝統製法でつくられています。小物ひとつに至るまで佐田岬らしさが追求されています。

口を大きく開けて、がぶっとひと口。
さくさくのタチウオフライとふわふわのパンの食感の違いが楽しくておいしい。
ソースによって味もガラッと変わるので、長いサンドも食べ飽きることがありません。
サンドだけでもおいしいのに、こんなビーチを貸し切り状態でのピクニック。
海を見ながら、片手にビール。
ついつい時間を忘れて、至福のときに浸ってしまいます。

海上サイクリングと佐田岬ピクニックハウスを運営するのは〈さだみさき夢希会〉。
代表の加藤智明さんは言います。

「もともと佐田岬では、いろいろな団体が清掃活動やイベント、岬のガイドなど、
それぞれに活動を行っていました。
でも、僕が子どもの頃は7校あった小学校もいまは1校しかありません。
一蓮托生になる時期だなあと。それぞれの団体に一緒になってやりませんか、
と声をかけて、さだみさき夢希会というひとつのまとまりをつくりました」

さだみさき夢希会代表の加藤智明さん。仕事の傍ら、土日に海上サイクリングを運営されています。

住民が一丸となって、佐田岬でふつふつと熱い動きが始まっています。
今年は〈えひめいやしの南予博〉のエリアとして、イベントも目白押し。
非日常感あふれる佐田岬。ビール片手にぶらり、ゆるりと癒しの旅はいかがでしょう。

今回飲んだのは、
地元の人と一緒につくった
〈キリン一番搾り 愛媛づくり〉

「まじめ、おおらか、人柄がよい」と言われる愛媛の人。そんな地元の人と地元のことを語り合ってつくられたのが、この〈キリン一番搾り 愛媛づくり〉です。パッケージのイメージカラーはオレンジ。さて、その味わいは……。

キリン一番搾り 愛媛づくりってどんなビール? →

※一番搾り 愛媛づくりは、愛媛の誇りを込めてつくった、愛媛だけの味わいです。

問合せ/キリンビール お客様相談室 TEL 0120-111-560(9:00~17:00土日祝除く) 
ストップ!未成年者飲酒・飲酒運転。

information

さだみさき夢希会

TEL:090-7783-9177