odekake
posted:2013.3.7 from:長野県軽井沢町 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
editor's profile
Channel
チャンネル編集部
グラフィックデザイナーの青木圭さんと、編集・ライターの島田浩美さんのふたりで、2011年7月に長野市南県町に小さな本屋「ch.books(チャンネルブックス)」をオープン。「チャンネル」は、そのch.booksの2階を編集部に、隔月で発行されているフリーペーパー。「願わくば誰かの人生のヒントに。刺激に。」そんな目線で、自分たちの価値観や直観を軸に、チャンネルとch.booksは運営されている。ちなみにチャンネルの由来は、仕事で徹夜が続いた中での仲間同士の会話から。「ちゃんと寝る」。
http://chan-nel.jp/
ch.books
かつて旧中山道の追分宿として栄えた軽井沢町追分は、
今ではにぎやかな軽井沢中心部とは少し違った、
本来の軽井沢の自然が残り、村独特の情緒が漂う場所です。
この旧街道沿いにある旅籠風の建物が、
斎藤尚宏さん&祐子さんご夫妻が営む古本屋「追分コロニー」。
店名は、追分ゆかりの詩人、立原道造の「浅間山麓に位する芸術家コロニィの建築群」
という大学の卒業設計の構想が由来だとか。
靴を脱いで、お上がりください。
亭主との話がはずむ空間です。
靴を脱いで上がる店内は、まるで知人の家に遊びに来たような感覚に陥るためか、
ほとんどのお客さんが斎藤さんたちに話しかけたり本の相談をするそう。
ご夫婦は、頑固亭主が経営するいわゆる町の古本屋のような気難しい雰囲気はなく、
本のコンシェルジュとしてさまざまな相談に応じてくれます。
旅行で訪れた軽井沢を、もっと深く知ることができるという意味でも、おすすめの書店かも。
幅広いセレクトが魅力。
親子三代で通う姿も。
斎藤ご夫妻が「追分コロニー」のオープンを決めたのは7年前。
もともと世界を駆け巡る企業戦士として猛烈に働いていた尚宏さんは、
40代に入った頃からいろいろなことを模索し、
自分たちの持ち味を生かせる仕事を探すなかで古本屋に辿り着いたのだといいます。
取り扱う本は児童文学から趣味、経済、健康、哲学など幅広いため、
「うちの書店では親子三代が揃って来店することも珍しくない」と祐子さん。
本を通じて家族の会話が弾むおもしろさもあるそう。
店内では本を探す他にも喫茶や軽井沢にゆかりのある作家の作品展やイベントも楽しめます。
さらに今、斎藤夫妻が力を入れているのは「本のまち・軽井沢」プロジェクト。
軽井沢町内外でのイベントに参加し、本のある生活を薦めることで
本の文化に彩られる軽井沢のまちづくりを目指しているそうです。
information
追分コロニー
住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分612(堀辰雄記念館向い)
TEL:0267-46-8088
営業時間:4~12月:木~日曜・祝日 12:00 ~ 17:00時頃
定休日:8月無休、1~3月不定休
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