colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧

news

〈SLOW GELATO〉
障害のある人たちとクリエイターの
想像性が生きるスローな
ジェラート店

コロカルニュース
vol.1912|Page 1

posted:2016.11.5  from:熊本県合志市  genre:食・グルメ / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

2016年7月、熊本県合志市に〈SLOW LABEL(スローレーベル)〉と
〈野々島学園〉によるジェラート店〈SLOW GELATO MADE IN NONOSHIMA
(スロージェラートメイドインノノシマ)〉がオープンしました。

ここは、クリエイターと企業や福祉施設をつなげて
ものづくりにとり組むSLOW LABELと
障害がある方のための就労支援施設、野々島学園が共同でオープンさせたお店。
学園のみなさんとクリエイターがコラボし、
新しいテイストのジェラートを提供しています。

野々島学園では障害がある人たちの天性の良さを
生かすことをモットーとしており、
現在40名ほどの知的障害のある方が通い、
ステンドグラスや手織り、陶芸、園芸、パンづくり、ビーズ織りなどに励んでいます。

お店の特徴は、野々島学園のみなさんと
クリエイターの発想がぶつかり合い、
ここでしか味わえない体験を生み出しているところ。

たとえばジェラートのレシピは「食べるシチュエーションをデザインする」をコンセプトに
ケータリングや飲食店のメニュー開発などで活躍しているフードデザイナー、
モコメシ/小沢朋子さんが考え、
ジェラートの製造に携わるのは、普段、学園でパンやお菓子づくりにとり組んでいるみなさん。

地元の野菜や果物、大豆、麹などを
ふんだんに盛り込んだ、これまでにない味が魅力です。
1番人気の「ご汁&プラリネ」は、砕いた大豆を牛乳で煮てつくったジェラートに、
大豆のプラリネ(ナッツ類をカラメリゼしたもの)をトッピングしたもの。
大豆の優しい風味と香ばしさが楽しめます。
「ご汁」は、日本各地で親しまれている郷土料理なのだとか。

そのほかにも「こだわりミルク」や「晩白柚&白岳(米焼酎)」
「煮込みトマト&生姜」「レモンミルクカルダモン」「熟成紅茶のスパイシーチャイ」
限定で登場するブリオッシュサンドなど、魅力的な味がいろいろ。
(メニューは季節によって変動あり)

お店は、もともとカフェだった建物を
インテリアデザイナーのOFFRECO/ヤマシタマサトシさん、
デザインスタジオ〈SAFARI.inc〉とコラボレーションしながら、みんなでDIYしました。
器も、学園内にある陶芸工房でひとつひとつ手づくり。
器のデザインは、山源陶苑のTOKONAMEなどに携わった高橋孝治さんが手がけています。

SLOW GELATOのはじまりは、SLOW LABELのディレクター、栗栖良依さんが
講演のために熊本を訪れ、野々島学園の土井章平さんと出会ったこと。
栗栖さんいわく「意気投合して、ノリでつくってしまった」お店なのだとか。

Recommend