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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
時代の変化とともに、需要が少なくなってきた“和紙”。
そんな世間の和紙離れに一石を投じるべく、
和紙専門の読みもの&オンラインストア〈うるわし〉がオープンしました。
日本で一番“顔”の見える和紙専門のサイトをコンセプトに、
和紙のアイテムだけでなく、和紙メーカーさんやデザイナー、
印刷会社の方も紹介するサイトです。
〈うるわし〉を運営するのは、大阪市で
和紙製品や原紙を扱う株式会社オオウエ。
大阪の四天王寺で和紙専門の卸問屋として70年近く活動しており、
2014年から、その知識を活かして、使いたくなるような尖った和紙製品を企画・制作。
今では全国約200店舗で販売されています。
例えば2015年から始めたブランド〈和紙田大學〉は、
上質な和紙に、とぼけたデザインを施し、様々な製品に落とし込んでいこうという
プロジェクト。
約240年の伝統を持つ愛媛の伊予和紙に、一枚一枚活版印刷で刷り上げた
ぽち袋〈コレッポチ〉など、伝統とおとぼけの融合“ゆるディッショナル”な
アイテムを作っています。
そしてこちらは、オリジナルの土佐和紙を使用した〈フトッパラ〉。
水引加工や製造は、信州・長野の水引メーカー。
短冊には、愛媛の伊予和紙を使用しています。
新聞紙柄を開くと、結婚にちなんだ
「おめでたいけど、なんだかすっとぼけた記事」が掲載されています。
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〈うるわし〉のあちこちに登場するのが、〈和紙田大學〉を手がける
オオウエの4代目(候補)で2016年に30歳を迎えた大上博行さん。
和紙職人の動向、和紙の基礎知識、和紙をもっと役立てる方法など、
和紙を様々な切り口で書いていくほか、
自社ブランド開発の裏話などもお伝えしていく予定だそう。
伝統的・高級・世界に誇るもの、という従来の和紙のイメージ。
でも身近にはあまり和紙がないから使用しない。
そこでオオウエ社は、この“和紙の面白さ”を伝えるサイトを作ったのだそう。
製品の背後にあるストーリーや、全国から選りすぐった和紙の印刷見本など、
和紙に関するいろいろな情報が充実した〈うるわし〉。
是非チェックしてみてください。
information
うるわし 和紙と暮らしのよみもの&オンラインストア
URL:公式サイト
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